開業医へのインタビュー

経営の存続のために、医療モールからの移転開業 銀座みゆき通りクリニック(内科、消化器内科、泌尿器科、肛門科、アレルギー科) 梶原寛子先生

銀座みゆき通りクリニックは、当時入居していた医療モールから移転開業したクリニックです。
医療モールのオーナー企業の倒産、それに伴う新しいオーナーによる家賃の大幅な値上げ等をきっかけに、クリニック経営の存続、そして梶原先生ご自身の求める医療の実現を目指して移転開業されました。

医療モールの経営不振

先生は最初は医療モールで開業されたのですが、その辺りの経緯から教えてください。

はい。大学を卒業してから10年くらい青森県の病院にいましたが、子供や家族の都合で東京へ移り、勤務病院も変わりました。
恵まれた環境だったのですが、多くの先生が働いていらっしゃる病院です。青森県にいた頃は先生も1人か2人くらいだったのですが、ここでは「何も自分がいなくても・・・」と感じ、自分が今までやってきたことを活かして1人でやってみようかなと思っていました。

開業は先輩から医療モールに誘われたのがきっかけです。モールは当初6つのクリニックで始まったんです。

医療モールで開業して、しばらく診察されていたんですね?

はい。このモールで5年くらい診察していました。
でもリーマンショックの影響でしょうか。途中で医療モールの委託会社が自己破産し、その後ビルのオーナー会社も倒産してしまったんです。そしてそのあとに別の会社に買い取られることになり、オーナーから変わってしまいました。
その会社になってから家賃が1.5~2倍となってしまったんです。

患者さんを集めて売上が上がると家賃もさらに上がってしまうという状況で、これではクリニックの経営が立ち行かないと思い別の場所へ移転しようと思いました。

オクスアイに相談するきっかけはその時なのですか?

去年(2010年)3月に倒産の話がわかって、あわてて4月に移転するための情報を探し始めました。
先生によっては銀座を離れてしまったり、クリニックをやめてしまったりいろいろでしたが、私はここで5年もやっていたんで、ついてくれている患者さんを捨ててどこかへというのは考えていませんでした。

実は勤務時代に医局内で「オクスアイさんで開業して良かった」という先生達の噂を聞いていたんです。
自分でインターネットで探していた時にオクスアイさんを見つけて、「あっ!」と思い、すぐに問合せをしました。
メールをしたのですが、すぐに打ち合わせもしてくれました。そして物件探しから始めていただきました。

他のコンサルタントや業者の方に話を聞いたりもしたのですか?

私達がモールを出るのを予想して、声をかけてくれたところはありましたね。
でも、本当のところわかっているのかな・・・というところがあり、クリニックのデザインや建築などは任せらないようでしたので、オクスアイさんにお任せするのを決めてからお断りさせていただきました。

裁判、診察、そして開業準備

モール開業時代にもコンサルタントのサポートは受けていなかったのですか?

モールのアドバイザーの方はいました。何名かいらっしゃったのですが、最終的には社内でどんどん辞めていき、あまり分からない方が残ってしまったという印象ですね。
正直なところアドバイザーの方が医療を知らなかったことが、医療モール運営がうまくいかなかった理由なんだと思います。

医療モールから移転すると言っても、いろいろとしがらみがあったのではないでしょうか?

そうですね、裁判になりましたね。医療モールにいた歯科医の先生のお友達で弁護士の方に間に立ってもらいました。

そのなかで開業準備をするというのは大変だったのではないでしょうか?

裁判をしつつ、開業準備を進めつつで、「本当にこんなことがあるの?」と思い、何度もやめようと思いましたね。
それでも患者さんは毎日クリニックに来院されるので、いろいろと考えている時間はあまりなかったです。
でもオクスアイさんはスケジュール通りに準備を進めるようにサポートしてくれたので、開業準備で特に問題はなかったように感じます。

全てをスムーズに

物件探しは大変でしたか?

「銀座みゆき通りクリニック」という名前をそのまま使いたかったので、銀座みゆき通り周辺の物件だけを探しました。 こういういい物件を見つけてくださること自体が難しいと思うのですが、この場所が見つかって良かったです。

タイミングもあったと思いますが、とにかくオクスアイさんは何でもすぐに動いてくれました。物件は3,4日後くらいですぐに4箇所くらい探してもらいました。

その間も診察はされていたんですか?

そうですね、移転開業の直前まで診察していました。

いろいろと決めることもあったのではないでしょうか?

基本的にはおまかせしていました。時間がなかったのでお電話やメールで確認するかたちでほとんど進めていました。
医療モール側の移転手続きのほうもあったのでこちらから注文している暇はなかったですし、何も言わなくてもデザインや内装などの提案をオクスアイさんのほうでどんどんしてくれました。

内装にかかる費用や、医療モールに支払いした保証金が返ってこないなど、いろいろありましたが、資金繰りに関してもオクスアイさんに仕切ってもらいました。

では全体的にスムーズに準備が進んだのでしょうか?

全てがものすごく早く、いい加減なところがなかったと思います。
最初は週1回打ち合わせをさせていただきました。「お忙しいでしょうから」ということで、休診日の3,40分くらいで全てを決めていくという感じでしたね。

継続的なクリニックの経営のために

クリニックを経営するにあたって、医療モールと現在のテナントの場合で何か違うところはありますか?

医療モールはお互いに遠慮しなければいけない部分があるんです。
例えばこちらで心療内科のこともできるのですが、モールの中に心療内科の先生がいますので、安定剤を出すのはどうかなと思ったり、気を遣う部分はありますね。
移転の過程でいろいろと嫌な事はありましたけれど、うまく移転開業できて今は自分で自由にできるので満足しています。

初めての開業ではないので、問題なくクリニックをオープンできたのではないですか?

そうですね。1度経験しているので流れも分かっていますしね。
時間の余裕もなくて、移転の案内状も出せないまま勝手に移ってしまったという感じもありましたが、患者さんは移転先が近かったのでそのまま来てくださって良かったです。

現在はクリニックは順調ですか?

現在移転開業して約1年ですが、オクスアイさんにアドバイスいただいた目標点数は大きく越えることができました。
デザインや患者さんの入りやすさ、診療科目の表示も含めてうまくいっているのではないかと思います。
医療モール時代はどうなるかと思っていましたが、今このように移転開業することができて本当にオクスアイさんには感謝してます。

オクスアイの社長である金村さんのような方はなかなかいらっしゃらないと思いますし、あの方がいらっしゃらなければ今の自分もいなかったので、本当に恩人ですね。

先日テレビにも出演なさって、ますます銀座のクリニックとして重要な存在になっていますね?

そうだとありがたいですね。誇張された部分もあるかもしれませんが、自分の医療の考えを伝えられたのかもしれません。

医療モールに入ってる先生で移転開業したいというケースはよくあるのでしょうか?

私のようなケースはあまりないかもしれません。
私の場合は、もともと医療モールに入っていた友達がいたから自分も入ったという理由もあったのですが、「医療モールほど難しいものはない」と言う先生も多いですね。
気は遣うし、例えば受付を1つにするかそれぞれにするのかということも決めなければいけませんしね。クリーニングや清掃も全部同じ業者の方に頼みますが、自分は気に入らないということもありますし。

開業を考える先生方にアドバイスがあるとすればどんな事ですか?

移転することになってわかったのですが、より良いコンサルタントを探すことが必要だと思いました。
医師は狭い世界ですし、医療はわかりますが経営については分からない部分も多いと思います。届け出る書類や保険医療の許可、デザイン・看板のこともわかりませんしね。
自分の出来ない部分をサポートしてもらえる方を探すだけではなく、その方と気が合うかということと、仕事が早いかということが一番大切かなと思います。

インタビューに答えてくださったのは

■銀座みゆき通りクリニック

医療モール経費増大のため、近くのテナント物件に移転開業。

所在地
東京都中央区
開業年月
2010年9月
科目
内科、消化器内科、泌尿器科、肛門科、アレルギー科
開業の特徴
移転開業
ホームページ
銀座みゆき通りクリニックホームページ

■梶原寛子先生プロフィール

1993年
弘前大学医学部卒業 第一内科入局
1997年
同大学院卒業
2002年
清明会 鳴海病院 内科部長
2005年
聖路加国際病院勤務
2006年
銀座みゆき通りクリニックを医療モールに開院
2010年
銀座みゆき通りクリニックを移転開業

医学博士、日本消化器内視鏡学会専門医、アメリカ内視鏡学会会員

コンサルタントより一言

医療モールの経営上の問題でいろいろ問題もありましたが、移転によって経費を大幅に削減することができ、本当の意味で先生のクリニックがスタートしたと言えるのではないでしょうか。
もともと患者さんに人気の先生ですから、クリニック経営も順調に持っていかれることでしょう。
今後も一層のご活躍を心よりお祈りしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。