開業医へのインタビュー

開業準備中もしっかり患者さんと向き合い、オープン当初から多くの患者さんが来院 上本郷駅ビル整形外科(整形外科、リハビリテーション科、ペインクリニック外科) 後藤能成先生

上本郷駅ビル整形外科は、後藤先生のそれまでの勤務先の近くで開業されたクリニックです。
患者さんからの信頼が厚く、開業されてすぐに、先生に診てもらおうと多くの患者さんが来院されました。開業して間もない現在ですが、地域にとって必要なクリニックとしての地位を確立しています。

セミナーでの出会い

開業を決意したきっかけを教えてください。

1年くらい前から開業をしたいと漠然と考えていました。
いつかは開業しようとは思いながら、開業のためのセミナーに参加していろいろな業者の方とお話を聞くことにしたのがきっかけですね。

セミナーはいかがでしたか?

開業コンサルティングを提供している企業が何社かブースに出展していたのですが、大抵の会社の方は「開業したら成功は間違いない!」といった、良いことしか言わなかったんです。
でもオクスアイさんのブースではそうではなく、「開業は十分準備しなければいけないし、慎重に計画を立てる必要がある。気軽に開業して成功するわけではないよ」といったことを言われたんです。

厳しい意見を言ってくれたほうが、こちらにとっては参考になるんです。それでオクスアイさんにサポートをお願いして開業しようと決意しました。

すぐにオクスアイにお願いしたんでしょうか?

オクスアイさんにお願いする前に、セミナーで情報交換した他の会社から、ある物件を紹介されたこともありました。
ただその場所は明らかに競合するクリニックが多かったですし、あまり成功するとは思えなかったのでお断りしました。

オクスアイさんにお願いすることを決定したのは、セミナーで初めてお会いして2ヶ月後くらいでしょうか。
開業にあたってどれくらいの売上があるか、どのくらいお金を使うのかということについて詳しくシミュレーションしてくれたので、非常にわかりやすく、「これだったらできるな」という自信が持てたのを覚えています。

患者さんとの関係を考えて、勤務地の近くで開業

物件の場所というのは決めていたのでしょうか?

前職のクリニックの場所を考えると、勤務地の近くで同じ路線沿いが良いと考えていました。

ご自宅の近くなどは選択肢になかったのでしょうか?

自宅の近くや都内の他の場所も候補としてはありました。
でもオクスアイさんには、「今の勤務地から離れるよりも、今の勤務地から近い方が最初から患者さんに来てもらえる可能性が高い」とアドバイスを頂いたので、この松戸市周辺で物件を探そうと思いました。

それに都内は病院が多いですし、家賃も高く固定費が上がるので採算ベースに合わないというアドバイスも頂きました。

スムーズに物件は決まったのでしょうか?

いろいろ物件を探しながら、人口が多い場所を検討しました。
残念ながら最初に開業しようと思った物件は家賃の交渉が折り合いがつきませんでした。
結局、多少家賃が高くても駅ビルの物件が良いと思い、ここで開業しようと決めました。

勤務地の近くで開業することについて、以前の勤務先との関係で何か不都合な点や気を遣ったことはあったのでしょうか?

開業するのが知られた段階で多少気を遣う部分はありましたが、直接的に仕事に差し障るようなことはなかったです。
円満に退社できるように、勤務日が残りわずかだからといって休んだりサポったりすることなく一生懸命仕事をすることで納得して辞めさせてもらえたと思っています。

「雇われ院長」の開業準備

先生は院長という立場になられて責任も多くあったのではないしょうか?

院長という立場上、退職願を出してから3ヶ月は辞められないという制約はありました。
ただ院長とはいっても雇われている身なので、自分のしたい医療方針で診療できるというわけではないんです。

患者さんにとって良いことはやってきていましたが、自分の努力がそのまま反映する環境を考えると開業したほうが良いという気持ちになっていました。

勤務しながらの開業準備はとても忙しかったのではないでしょうか?

私の場合は月・水・木・金が勤務日で、火・土・日は休みでした。そのため休みを利用して開業準備をしました。
打ち合わせは2週に1回くらいで、開業直前の2ヶ月くらいは毎週打ち合わせをさせて頂きました。

開業準備中に大変だったことはありましたか?

特にはなかったです。オクスアイさんがほとんど全てサポートしてくれたので私の負担はほとんどなかったです。自分の仕事を休んでまで開業準備をする必要はなかったですね。
クリニックの内装についても、あらかじめこちらが選びやすいように選択肢を準備してくれましたし、手続き等に関しても全てやってくれたので非常に助かりました。

開業後に患者さんに来てもらうための対策はあったのですか?

オクスアイさんのアドバイスにもあったのですが、患者さんを積極的に勧誘するようなことは営業妨害にあたるのでしていません。
それよりも今目の前にいらっしゃる患者さんに対して1人1人しっかりと診療することを心掛けました。
その時に「先生辞められるんですね」と聞かれたら「そうです。」と答え、「どうされるんですか?」と聞かれたら「あそこに開業します」と正直に答えました。
何か特別な事をしたわけではありませんが、オープンから来て頂いた患者さんもいらっしゃいました。このあたりは口コミが多いので、紹介されて来て頂いた方もいらっしゃいましたね。

例え競合がいても、患者さんの満足度の高い診療をしていればやっていける

他の病院やクリニックがあると思いますが、競合するクリニックは多いと感じますか?

このあたりもかなり整形外科のクリニックはあるので、競争があるのは十分理解しています。
ただ前の職場で診療している時に他の病院に通っていた患者さんが移ってくるというケースが多くあったので、例え競合がいてもしっかり診療をしていればやっていけるという自信はありました。
もっとそれぞれの患者さんに応じた治療を行っていかないと、患者さんの満足度は上がらないと感じています。

開業して何か変わったことはありますか?

たいぶ変わりましたね。診療自体はそんなに変わらないですが、診療以外の仕事は増えましたね。
勤務時代は院長として責任はありましたが、各事務、経理、人事などはやっていませんでしたから。特に人事は大変ですね。
患者さんに接する時間は変わりませんが、特に開業したばかりの時期は自分の時間は減るのはしょうがないとは思っています。

今後の目標などはあるのでしょうか?

まずは今のクリニック経営基盤をしっかり整え、将来は医療法人にして分院を設立したり、在宅医療ができればと思っています。
医師が基本的には診療に専念できるような体制を整えていきたいと考えています。

開業までを振り返ってみてコンサルタントは必要なんでしょうか?

職場を辞めて全部自分でやるなら別として、働きながら開業準備をしていくのは難しいと思いますね。
いろいろな手続きや、事業計画、融資について、素人ですのでわからないので、コンサルタントがいないとわからないと思います。それに不安だと思います。
開業後もオクスアイさんは1週間後、2週間後と来て頂きましたし、経営について資金繰り表の作成やその日の売上の計上方法、将来の予測についていろいろと教えて頂きました。最近は人事に関しても説明して頂き助かっています。

開業を考える先生方にアドバイスがあるとすればどんな事ですか?

やはり今いる患者さんに満足度が高まるような医療を提供することが、今後の開業につながってくると思います。
人によっては勤務医時代は、同じ給料なら楽な方がいいという考えの方もいるように感じます。
そうではなく1人でも多くの患者さんに良い医療を提供することで、その患者さんは営業活動などしなくてもその医師についてきてくれると思います。
それがその後の開業の成功の秘訣ではないかと思います。

インタビューに答えてくださったのは

■上本郷駅ビル整形外科

駅ビルという好立地で地域に根差したクリニック。生活のQOLを大事と考え、リハビリを充分に行えるような広いスペースを確保。

所在地
千葉県松戸市
開業年月
2012年2月
科目
整形外科、リハビリテーション科、ペインクリニック外科
開業の特徴
新規開業
ホームページ
上本郷駅ビル整形外科ホームページ

■後藤能成先生プロフィール

1994年
久留米大学医学部病理学講座 助手
1995年
山口大学医学部附属病院・整形外科および関連病院
2003年
島根県立中央病院・整形外科 医長
2005年
Memorial Sloan-Kettering Cancer Center
The Children's Hospital at Montefiore
(RESEARCH FELLOW)
2009年
ドクターランド松戸・整形外科
2010年
ドクターランド松戸・院長
2012年
上本郷駅ビル整形外科を開業

整形外科専門医・日本医師会認定産業医・日本運動器科学会会員

コンサルタントより一言

開業医も増加し、なじみのないところに開業するいわゆる「落下傘」開業は難しくなってきています。そのなかで今回の開業は、これから時代の開業のお手本と呼べるものではないでしょうか。
後藤先生のお人柄と、患者さんに対する誠実な診療が、多くの患者さんを引き寄せるのでしょう。
今後もますますのご活躍を期待しております。

まずはお気軽にお問い合わせください。