開業医へのインタビュー

場所・資金・タイミング、経営者としての哲学を学んだ開業までの道 ふじさわクリニック(心療内科、精神科) 藤沢亨先生

ふじさわクリニックは栃木県栃木市(栃木駅)で開業されたクリニックです。
駅を出てすぐの立地で、駅を出ると大きな看板がすぐに目に付きます。
藤澤先生は、お手伝いをしていたクリニックで継承開業をするつもりでしたが、最終的には新規開業を決意されました。そのあたりのエピソードからお聞きしました。

継承開業の行き詰まり

先生は当初は新規開業ではなく、継承開業を検討していたとお聞きしたのですが・・・。

そうですね。私の勤務先の恩師の知り合いのクリニックの院長先生が体調を崩されて入院してしまったんです。
恩師の紹介で、院長先生の代わりに、そのクリニックを非常勤で手伝いに行くことになりました。

患者さんが路頭に迷うことがないように、そしてクリニックを継承するという前提で手伝ってほしいと言われて始めましたので、自分がそのクリニックを継ぐつもりでいました。

その段階から新規開業にしようと決意するまでに何かあったのでしょうか?

条件が折り合わなかったのです。
定期的に話をしていたのですが、院長先生が入院されていたこともあって気軽に会える状態でもなく、なかなか条件もまとまらず話を進める事ができませんでした。最終的には弁護士さんにもお願いする状況でした。

その後院長先生は退院し、クリニックに復帰されました。つまり手伝いにいく必要も無くなったんですね。
それに金額的にも時間的にもかなり厳しい条件を提示されていましたので、「無理なら継承は無し」ということになり、継承開業の可能性はなくなりました。

その期間にオクスアイに問い合わせをされたのですね?

継承についてなかなか話し合いが進まなかった時期に、なんとか継承開業ができるようにまとめてほしくて相談させてもらいました。
ただ状況をお話ししたら、そのクリニックを継承するのは現実的に厳しいのではないかとおっしゃられました。

勤務先に残るという選択肢もあったのではないでしょうか?

はい。ただ勤務先の恩師の紹介でクリニックを手伝いにいった流れで継承開業する予定でしたので、元々勤務先は辞める流れになっていました。
よく相談に乗ってもらっていたこともあって、状況は良く知っていましたし、だったら「新規開業したほうがいいのではないか」というアドバイスももらっていました。
オクスアイさんにも弁護士さんにも同じような事を言われていましたね。

それに院長先生のクリニックで実際に診療していて、あの状態では患者さんを支えきれないと思っていましたので、新しいクリニックは必要だと思っていました。
継承開業の件が無しになり、手伝いもやめた後、ある患者さんから偶然聞いた情報によると、週一回あるかないかの状態で、患者さんが混乱していたそうです。
予約は全然とれないし、他の病院探すように看護師さんに言われているという状況のようでした。

新規開業への決意が固まりましたね

とにかく「開業を急がなければ」と思いました。
それに恩師から「お前だったらうまく行くと思うから、やってみたら」と言われましたし、開業する覚悟ができました。

オクスアイに話を聞きにいって、どうでしたか?

とにかくレスポンスが早かったのを覚えています。質問した事に対して、答えが具体的で的確でした。
開業についての自分の考えが、まったく話にならないことを感じましたし、社長である金村さんのおっしゃるお話がどれも「その通り」と思わせるものでした。

妻も同席したのですが、最初はあまり乗り気ではありませんでした。でもオクスアイさんで話を聞いてから考えが変わったのか、開業することに賛成してくれました。

その他の情報収集はかなり多く行っていたのですか?

いや、全くしていなかったです。いろいろなセミナーに参加して、いろいろ勉強する方もいらっしゃるかもしれませんが、私はインターネットでオクスアイさんのホームページを見て、「ここだ!」と決めたので、他には相談しませんでした。

後で、オクスアイさんですでに開業されている先生のクリニックを見学させていただいたのですが、その先生はいろいろな開業セミナーに参加していたらしいです。
その先生が「いろいろ回ったけど、オクスアイさんで正解ですよ。とにかく格が違います。」とおっしゃっていましたし、間違っていなかったなと今になってつくづく思います。

事業者としての哲学を学んだ開業準備期間

開業する場所は栃木駅周辺というのは決めていたのですか?

もともと栃木駅で継承開業する予定でしたし、新規開業も栃木駅周辺で、と考えていました。

お手伝いされていたクリニックと競合することを覚悟の上ですね?

そういう部分はあったと思います。
ただ実際は患者さんのことを考えると、受け皿としての心療内科・精神科は必要だと思っていました。

準備についても隠密に行いましたし、オクスアイさんにも理解してもらっていました。
地元の卸業者さんにお願いすると情報が漏れてしまう可能性もありますし、業者などのしがらみのない中立的な立場のオクスアイさんだからうまくやれたんだと思います。

物件を見てどれにするか迷ったりはしなかったのでしょうか?

まずはオクスアイさんに周辺の物件を4,5件くらい候補を出してもらいました。一緒に見学し、今の場所に決まりました。
個人的には「エレベーターがあるほうがいいな」って思っていたんですが、オクスアイさんは「駅前のここ(今のクリニックの場所)が一番いいですよ」と言われました。

全部理由付けを的確にしてくれるんです。ここは何が良くて、何がダメ、ここは問題外、といったように教えてくれました。
金村さんからのアドバイスに納得し、ここに決めました。事業をする者としての哲学もいろいろ学びましたしね。

「哲学」とは、具体的にどのようなものなんでしょうか?

開業前に必要な、「場所」、「資金」、「タイミング」という3つの要素のことです。
そして開業後は「場所」、「商品」、「サービス」。どちらも「場所」が1番大事ということです。
ここを間違えたら致命的になってしまうということで、納得してこの場所を選びました。

それと、例えばお金の使い方でしょうか。
開業する時、普通はお金はあまり使いたくないと思いますよね。開業された知り合いの先生に話を聞いても「お金をかけないで開業しろ」というアドバイスばかりでした。
私自身もなるべく自己資金で借金をせずに最初は開業したいと思っていました。

でも、金村さんの考えは違いました。
「事業はお金を借りて行うものだ」ということです。投資なのですから、リターンがあります。お金を出し惜しんで、自分の持っているお金の範囲でなんとかしようとすると、中途半端になって失敗するリスクも高くなってしまうんですね。

勤務される中で、準備期間は大変だったのではないでしょうか?

それよりも開業準備が楽しかったという感じがします。
オクスアイ社長の金村さんから、いろいろなことを学びましたし、クリニックが徐々にできていくのが楽しみでした。

最初はオクスアイさんのオフィスで、その後は現場で、週1回くらいですね、週2回打ち合わせした時もありました。
冬の大雪の影響で打ち合わせができなかった日もありましたが、全体的にスムーズに準備を進めていけたと思います。
開業の届け出も全ておまかせしました。後で届け出書類一式が積み上げられた高さを見てびっくりしました。
「これ自分でやったら大変だ」と震えてしまいました(笑)。

空港のラウンジをイメージしたクリニック

待合室がとても良い雰囲気ですね。

旅行で利用した空港のビジネスラウンジが、プライバシーが配慮されてリラックスできたので、それをイメージしてクリニックをつくって欲しいと頼みました。

ほんとうはもっと壁を高くして、クローズされた空間が良いかな、と素人ながら思ったのですが、今になってみると気配は感じるけれどもしっかりプライバシーが守れる、絶妙な工夫がすばらしいです。

診察室も普通のクリニックとは違っておしゃれですね。全て先生の発案ですか?

ここは私の希望でデザインしてもらいました。それぞれ私の希望どおりにしてもらったところと、希望通りにしてくれなかったところがあります(笑)。
クリニックの運営上、絶対に外せないところは「先生ここはこうしないとダメです」とアドバイスいただきましたので、オクスアイさんを信じてアドバイスに従いました。

例えばエアコンの位置や看板のデザインについて、私が思った以上に厳しい目線で考えてくれ、締めるべきところはしっかり、そうでないところは自由にやらせてもらったという感じですね。

こだわりのある空間をつくるのに、予算的には問題ありませんでしたか?

考えていた以上にお金がかかることが分かって相談したところ、どうしても必要なところはお金をかけつつ、うまく調整しながらなんとか予算に収まるようにしてもらいました。

その辺りの工夫もオクスアイさんならではだったのかもしれません。
完璧でした。

求人募集で知ることになった、手伝っていたクリニックの閉院

スタッフの求人等もうまくいきましたか?

そうですね。スタッフの募集は2回したのですが、これがとてもうまくいったと思っています。
1回目である程度採用する方を決めようとしていたのですが、もう1回やろうということになり募集をしたところ、なんと以前手伝っていたクリニックのスタッフの方が応募してくれたんです。

そして、その職務履歴の最後に「◯◯クリニック廃院により退職予定」と書いてあって、「えっ?」と思ったんです。
いつの間にか私が手伝っていたクリニックが廃院することになっていたことをそこで知りました。

そんなことが起こっていたのですね

びっくりしました。全然知らなかったので、こんなタイミングでこんなことが起こるんだという感じでしたね。

ある意味ちょうど良いタイミングだったのかもしれませんね

そうですね。そしてその方を中心に働きやすい環境をいかに作るかということを基準に求人面接をしました。
私たちは、かわいいキャラクターの人を採用すればいいかな、と素人ながら軽く考えていたのですが、そこはオクスアイさんに「仕事できるかできないか、スタッフ同士が働きやすい人選が大切です」とやんわりと叱られました(笑)。

そのおかげで、今すごく助かっています。
2回目の求人が3月だったこともあり、ちょうど区切りの時期でもあったので良かったのだと思います。

患者さんはこちらへ移ってこられているのでしょうか?

今まで来院いただいた患者さんの半分くらいが、前のクリニックからの患者さんだと思います。
こちらとしては患者さんの状況をそのまま引き継げますし、患者さんにとっても良かったのだと思っています。

厳しい事もはっきりと言ってくれるコンサルタント

今後開業を考えている方にアドバイスをしていただけますか?

とにかくオクスアイさんをおすすめしますね。社長をされている金村さんの哲学を学んでほしいと思います。

そういえばこんなこともありました。
開業に借金をするのがどうしても不安で、借金の額を減らしたいと相談した時に、「そんな気持ちだったら、勤務医のままの方がいいですよ」とはっきり言われましたね。

医者の中にはプライドが高い人もいますしね。気分を害したらオクスアイさんも商売上損する事もあるでしょうし、なかなか厳しいことは言いづらいじゃないですか。
そういうアドバイスもくれるところに、誠実さを感じました。

クリニックも順調に患者さんが増えているようですね?

そうですね。オープンした当時は本当に患者さんが来てくれるのか不安でした。
金村さんが「すぐに100人来ますよ」と言ってくれましたが、その時はあまり信じられませんでした。
それを感じたのか、「それでは100人来たらお祝いしましょう。」と約束してくれました。

その後、オープン後順調に患者さんが増え、確かに金村さんの言う通り患者さんが来てくれました。
そして金村さんから「そろそろ100人を突破すると思いますので、お祝いの日は◯◯日にしましょうか?」と連絡をもらったんです。

何人患者さんが来たのか、オクスアイさんには連絡していなかったんです。100人を突破したのはちょうどその日でした。 神様か?と思いましたね(笑)。すごいです。経験のなせる感覚なんだろうと思います。

今後の目標はありますか?

開業までの経緯もあったので、患者さんにとって「ここへ来てよかった」と思っていただき、心から落ち着ける場所でありたいと思っています。
診療に余裕は持ちつつ、地域のニーズにしっかりと応えられるクリニックになっていければと思っています。

インタビューに答えてくださったのは

■ふじさわクリニック

駅すぐ前のビルの2Fに開院。地域で影響力のあったクリニックが廃院となったことも重なり、地域の患者さんの受け皿として、地域に必要なクリニックとなることが期待されている。

所在地
栃木県栃木市
開業年月
2014年6月
科目
精神科・心療内科
開業の特徴
新規開業
ホームページ
ふじさわクリニックホームページ

コンサルタントより一言

様々なタイミングが重なって、当初から順調にクリニックをスタートすることができました。
早々に目標患者数突破のお祝いができ、サポートしている側としても嬉しい限りです。
成功する準備は整っていますので、今後も先生のお力でさらに地域に必要とされるクリニックになることを心より願っております。

まずはお気軽にお問い合わせください。