2015年7月19日配信 「角を矯めて牛を殺す」開業の落とし穴

関東地方は本日梅雨明けとなりました。

本格的な夏到来です。
今年も暑くなりそうですから健康に気をつけて下さい。

オクスアイでは今月も開業するクリニックの準備を行いながら、開業について のご相談も同時に承っており、おかげさまで忙しい毎日です。

メルマガも久々の配信となりました。
申し訳ございませんでした。

今回は多くの先生方が陥りやすい、開業に対する考え方についてお話ししたい と思います。

ooooo第41回目 「角を矯めて牛を殺す」開業の落とし穴oooooo

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医学教育だけでは開業はうまくいかない
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「角を矯めて牛を殺す」ということわざをご存知でしょうか?

牛が人間の生活に欠かせない家畜であった頃、飼っていた牛の角が曲がってい るのが気になり、真っすぐにしようとして叩いたり引っ張ったりしたために、 牛は弱って死んでしまったと言うことから、わずかな欠点を直そうとして、 かえって全体をダメにしてしまうと言うことのたとえです。

牛の角が曲がっていても、家畜としての牛の価値は変わりません。
それなのに角という一部を気にしたことによって、本来の大事な財産を失って しまうということです。

開業に当てはめると、つまらないこと、些細なことにこだわりすぎて、開業に 本当に必要なことをないがしろにしてしまうという状態です。

開業のご相談にいらっしゃる先生方の中にも、そのような状態に陥っている 方が時々見受けられます。

ある先生にお聞きしたのですが、医学教育と開業医としての持つべき考え方に は決定的な違いがある様です。

それは医学教育では、常に100%が求められると言うことです。

医療行為は患者さんの命にも影響するのですから、絶対大丈夫という確信を 持ってアクションを起こすことが求められます。

医学的には正しいことだと思います。
但し、この考え方を開業に当てはめると、必ずしも正しくは無いと言うこと になります。

事業を興すにあたり、不確定要素が少しでもあると前に進めず、なかなか開業 に至らないのです。

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事業を興すのに、不確定要素は必ず存在する
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一方、何か事業を興す場合、100%確実なことはありません。
わかりやすく言うと、「やってみなきゃわからない」ということなのです。

世の中に成功している企業は沢山ありますが、必ずしも全ての事業が成功して いるわけではありません。

企業というのは、不確定要素がある中でいろいろな事業を立ち上げたり、 新製品を出したりして、その中で1つ、2つ当たったらOKという世界なのです。

開業も事業と一緒で、不確定要素だらけです。
100%成功することが保証された開業というのはありません。

ただし、これをやったら失敗するというものはあらかじめわかります。

開業については様々な判断に直面する場面がありますが、その8割方は定石が ありますので、ある程度は先を見通すことができます。

様々なリスクマネジメントの手法は、開業をサポートした生の現場で培った もので、医師の臨床経験のようなものでしょうか。

開業は事業であることを、意識しておかなければなりません。

開業準備は定石どおりに進めつつ、不確定要素があることを理解し、どのよう な状況になったとしても、対策をすぐに打てるような体制を整えることが重要 なのです。

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開業医の義務とは何か?
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開業を考える先生は、主に勤務医でしょうから、ほとんどの方は事業の経験が 有りません。

だからこそ全ての事項を同列に扱ってしまい、細かい部分にも気になり、悩ん でしまう様です。

でも、本当に必要なことは1・2点しかありません。

その1つは「売上」です。

「良い医療を提供すること」を開業の目標にされる方もいるかもしれませんが、 それは目標ではなく「当たり前」のことです。

良い商品とサービスを提供するのは事業者の義務なのです。

売上を上げることは、ご自身の家族やスタッフを養うため、事業を継続していく ために絶対に必要なことです。

それ以外の事は次の話です。

例えば、多くの患者さんが来院し、売上を上げるためにどうするかを考えた場合、 開業の場所が大事です。

物件をいろいろ探したところで、100%良い場所というのはありません。 「駐車場」、「広さ」、「上の階にある」・・など考えれば切りがありません。

売上を上げることを第1目標と考えれば、細かい部分は2次的な問題です。 立地が良い場所であれば、他のクリニックが近くにあるかもしれませんが、 それでもそのクリニックに勝てれば良いだけの話です。

売上を上げるために優先順位があることを把握し、経営者としての思考を持つ ことが開業の成功に結び付くのです。

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如何でしょうか。

勤務医時代とは異なり、開業医は経営者でもあります。
開業を決意するということは、経営者になることを意味することになります。

開業するにあたり、ご自身の価値観や経験はもちろん重要ですが、それだけに こだわらず、幅広い視点、柔軟な考え方で物事を見ていくことも重要ではない でしょうか。

開業準備で気になる点、つまずいている点がありましたら是非、当社にお越し ください。
先生の状況をお聞きし、アドバイスできることがあると思います。

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今後とも、随時お役に立つ情報をお送りしたいと思います。
宜しくお願い致します。

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