開業歯科医師の年収は?収入に大きな差が発生する3つの要因も解説医院開業や医院経営、クリニック開業の支援ならオクスアイ

歯科医師も「勤務歯科医師」と「開業歯科医師」の2種類に分かれます。

勤務歯科医師と開業歯科医師では、一般的に開業歯科医師の方が、年収が高い傾向があります。ただし開業歯科医師は人によって年収が大きく異なります。

勤務歯科医師から開業歯科医師になるか悩んでいたり、開業しても経営がうまくいくか不安な人は少なくありません。

当記事では、開業歯科医師と勤務歯科医師の働き方の違い・年収の違いや、開業歯科医師の年収に人によって大きく異なる要因、開業を検討している人におすすめのサービスについて解説します。

1.意外と知られていない「勤務歯科医師」と「開業歯科医師」の違い

「勤務歯科医師」と「開業歯科医師」は、患者さんにとってはどちらも同じ歯科の先生です。しかし、それぞれに働き方や給料の受け取り方が異なります。

そこでまずは、「勤務歯科医師」と「開業歯科医師」の違いを解説します。

〇勤務歯科医師
勤務歯科医師とはその名の通り、雇われて勤務している歯科医師のことです。

勤務歯科医師の勤務先には大学病院や医療法人だけでなく、歯科医院や希に研究所・一般企業など、様々な組織があります。勤務歯科医師は各組織に雇用され、歯科医師としての技能を活かして働きます。

当然、勤務歯科医師の給与は勤務先から毎月支払われます。

〇開業歯科医師
開業歯科医師とは、自分で歯科医院・クリニックを開く、もしくは親の跡を継いで歯科医院やクリニックを経営している歯科医師のことです。

開業歯科医師は、歯科医師としての技能だけでなく、経営戦略や資金繰り・経営能力も必要になります。

開業歯科医師は自ら経営する歯科医院の売り上げによって収入が決まるため、自分自身で売り上げを上げる努力をしなければいけません。

2.開業歯科医師の平均年収について

開業歯科医師の平均月収は約120万円で、年収にすると1,440万円といわれています。

ただし、1,440万円という年収は全国のあくまでも平均です。平均を大きく下回って年収が500万円以下の開業歯科医師も存在しますし、3,000万円以上の年収を手にしている歯科医師も存在します。

開業歯科医師と勤務歯科医師とでは、一般的には開業歯科医師の方が年収にして500万円〜1,000万円ほど上回る傾向にあります。ただし、経営している医院の状態によって、勤務歯科医師の平均年収より年収が低い開業歯科医師も存在します。

開業歯科医師の年収は人によって大きく変わるといえるでしょう。

2-1.勤務歯科医師の場合は?

勤務歯科医師の場合、平均月収は30〜50万円程度で、賞与を加えると平均年収は500万円〜800万円程度となります。開業歯科医師の平均年収とまではいきませんが、それでも勤務歯科医師は一般的に高年収が得られる職業だといえるでしょう。

ただし開業歯科医師と同じく、勤務医歯科医師の中にも地域や勤務先によって年収が平均を大きく下回るケースもあります。

3.開業後の年収が大きく異なる3つの要因

開業歯科医師は「開業すれば必ず高収入を得られる」というわけではありません。

開業歯科医師の年収は「開業する地域」「医院の規模」「医師・スタッフの技術力」によって大きく変わります。これら3つの要素によって年収が変わる理由、年収を上げる方法についてご紹介します。

3-1.開業する地域

歯科医院を開業する場合、どの様な地域に開業するかによって売り上げが変動します。

例えば「人口が多い都市」「駅から近いなどアクセスが良い場所」は患者が多く見込めます。反対に、「人口が少ない都市」「アクセスが不便な場所」は患者の数自体が少なく、結果として売り上げが上がらないため、年収も少なくなる可能性が高くなります。

ただし、人口の多い都市や駅から近い場所に開業した場合、ライバルとなる歯科医院が近隣に多く、集患に苦労する可能性があります。さらに、人が集まりやすい・利便性のいい場所は家賃が高いため、売上げに対しての経費が掛かりすぎると言ったことも少なくありません。

適切な開業エリアを見極めるためには、「人口」「アクセス」以外にも徹底したリサーチが必要です。例えば下記のような点を確認しましょう。

  • 開業しようとしている地域に歯科医院がどのくらいあるのか
  • 患者さんの年収はどのくらいの水準なのか
  • どの世代の人が住んでいる、利用しているエリアなのか

ライバルの数を把握しておくだけでなく地域に多い年代の人についても確認しておくことが重要です。例えば、小児歯科をビジネス街に開業しても集患は難しいでしょう。

リサーチをしっかり行い、自分が開業しようとしている歯科医院の専門分野にどれくらいの需要があるのかを見極める必要があります。

3-2.医院の規模

自分の開業する医院に適した地域への開業が決まったとしても、医院の規模によっては経営がうまくいかない可能性があります。例えば、高い売り上げを狙って規模を最初から大きくしても、規模に見合った数の患者が集まらないといったケースです。

医院の適切な規模は「地域の住人の数」「地域に多い年齢層」によって変わるため、前述したリサーチが重要となります。

他にも「最初は小規模の医院で開業し、経営が軌道に乗ってきたら規模を大きくする」というように段階を踏むことも重要になります。歯科医院の経営は短期間で行うものではなく、長い年月をかけて行うものです。計画的に準備を進めましょう。

3-3.医師・スタッフの技術力

良い立地で適切な規模の歯科医院が開業できたとしても、肝心の歯科医師やスタッフの技術力が低ければ、患者は離れていってしまい、安定した経営が難しくなります。

歯科医師自体の腕は問題なくても「受付などのスタッフの態度が悪い」などの理由で人が離れていくことも珍しくありません。

そのため、医師や歯科衛生士はもちろん、受付スタッフの採用にも力を入れ、必要に応じて院内で教育を行う必要があります。また、歯科医師や歯科衛生士は技術力の研鑽・知識や情報のアップデートを常に続けていかなければいけません。

4.開業でお悩みなら、まずは「開業コンサルタント」に相談!

歯科医院の開業にあたっては、開業地域・規模・スタッフの能力(採用)と、多くのハードルが存在します。経営について知識のない人が開業場所の検討や採用活動を行ったり、適切な資金計画などを行うことは難しいでしょう。

そこで、活用をおすすめしたいのが「開業コンサルティング」です。開業コンサルティングとは、その名の通り事業の開業に関するサポートを行うサービスのことです。開業コンサルタントの具体的なサポート内容を紹介します。

  • 開業の手続き代行
  • 立地や医院の規模など開業にあたっての重要事項へのアドバイス
  • 家賃・機器など金銭面の交渉
  • 設備投資のタイミングのアドバイス
  • 経営方針についてのアドバイス
  • 開業の資金計画についてのアドバイス
  • 集患方法へのアドバイス
  • 採用活動へのアドバイス

このように、開業コンサルティングは「歯科医院を開業したいが何から手をつければいいのかわからない」「開業したいが経営がうまくいくか不安」といった人におすすめのサービスです。

まとめ

この記事では、開業歯科医師の年収と、年収に大きな影響を与える3つの要因について解説してきました。

開業歯科医師は高収入を得られる可能性があり、自分の理想の歯科医院を経営できるという点が魅力です。ただし、立地選びや医院の規模、スタッフの能力によっては経営に苦労する場合もあります。

経営を成功させるために、歯科医院開業の際には事前の入念な調査が欠かせません。開業コンサルティングなどもうまく活用して、安定した経営を行いましょう。

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記事監修者

コンサルタント
一級建築士
金村かねむら 伯重のりしげ

金村伯重

経歴

昭和54年
病院システム開発研究所 入社
東京医科大学病院、焼津市立病院、富士市立中央病院、沼津市立病院、富士宮市立病院などの建替計画に参画
昭和59年
医療機構開発株式会社 入社
町立浜岡病院(現御前崎市立病院)新設に参画
昭和63年
オクスアイ医療事業開発株式会社設立

以来30年以上に亘り、数多くのクリニック開業をサポートしている。

総合病院であらゆる診療科目の医療現場に携わり、多岐に亘る分野の技術に精通する。また一級建築士である事から、施設造りまで自社で一貫して行う。クリニック開業を成功に導くソフトとハードの技術を確立し、他に例を見ないコンサルティングを実践。これまでサポートしたクリニックを全て成功に導いている。

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