小児科医院の開業を支援するクリニック開業コンサルティング
【急募】横浜市内の小児科クリニック継承物件ご案内
(掲載期間:2023年8月~2024年1月)
小児科クリニック開業コンサルティングのご説明の前に、小児科クリニック継承物件ご案内させていただきます。
横浜市内で盛業中の小児科クリニックにて、院長先生が引退を希望しており、その小児科クリニックの継承を希望されるドクターを募集しております。
当該のクリニックは現院長が開業後13年が経過し、固定した患者さんも多く、各種設備も整っており経営は順調です。また、住宅地で立地条件も良く、新規の患者さんも獲得しやすいクリニックです。
経営状況は、年間8,000万円以上の売上げを計上しており、利益は半分近くありますので、安心して継承できます。開業の初月から黒字経営をする事が出来ますので、リスクの少ない開業が実現可能です。
継承開業のお問い合わせは、お問い合わせフォーム、もしくはお電話(03-3233-8669)にてご連絡ください。
医院の詳細に関しましては、個人情報に関わる内容ですので、当社にお越し頂きましたてからのご説明となります。
詳細なご説明をさせて頂きました上で、継承開業をご希望の先生には、クリニックにご案内し、院長先生とのご面談もさせて頂きたいと考えております。
お早めのご連絡をお待ちしております。
小児科の女性医師が増加傾向
これまで私共が開業コンサルティング支援をしてきた小児科医院の中では、割と女性の先生方の比率が高かった様な感じがいたします。
医師全体の総数の中ではやはりいまだに男性医師の方が多いので、小児科に限らず多くの診療科目の中でも同じように男性医師の割合が多いのが普通ですが、小児科を専門分野として選択する医師の中では、徐々に女性医師が占める割合が増えてきているのではないでしょうか。
近年医学部に進学する学生さんの中でも、女性の割合が増加してきています。女子高校の御三家などと言われる有名進学校などでは、トップクラスの学生さんの多くが医学部への入学を目指していると言われています。
もともとご両親が医師や開業医であったり、ご親戚にドクターの多い家系であったりする事で、医学部を目指す事が当たり前の環境に育ってきたという学生さんも多いことだと思います。
それに加えて、有名進学校から医学部に進学するというコースを進める家庭環境の中で育つということは、学生さん本人の学力が優れているということだけでなく経済的にも恵まれた家庭に生まれてきたということでしょう。
そのような家庭環境の中で育った女性が、将来的にも自立して生きられる道としては、医師の資格を取得することが理想的な選択肢なのかもしれません。
大学医学部の教育課程を終えて、医師の免許を取得してから初期研修で各診療科のローテーションを経験する中では、女性医師として馴染みやすい診療科目と、そうでもない診療科目があると思います。
個人的な考え方もあるかとは思いますが、一般的には内科・小児科・産婦人科・皮膚科・眼科などを専門科目として選択する傾向が大きいように思います。
そうした中でも、小児科と産婦人科は母性につながりやすい事から女性医師の割合が増えてきたように思います。
女性医師の開業に多いタイミングとライフワークバランス
女性医師が開業をしたいと考えるタイミングは、結婚や子育てのときです。勤務医では結婚はできたとしても、ライフワークバランスが取れないことがほとんどです。そして、子育てをした場合にはキャリアがリセットされる可能性もあります。
そういったときにお勧めの方法が時短開業です。小児科医院はお母さん方の行動時間に合わせられる事から、特に時短開業のしやすい診療科目とも言えます。そして、お子様が成長して学費が必要になればガッツリ働くこともできます。
家庭を大切にし、子育てをしっかり行うことができる時短開業のアドバイスは、当社オリジナルのコンサルティングです。
小児科医院に適切な立地条件とは
一般的なクリニックの立地条件としては、多くの患者さんが獲得できる駅前や商店街なとの繁華街が最上とされています。
普通の診療科では大人の患者さんを対象としていますから、コンビニやカフェなどを開業する際の立地条件を選ぶ場合と同じように、クリニックの前をより多くの不特定多数の人たちが通行するような立地を選ぶことが成功のポイントと言えます。
ところが小児科医院の場合には、そのような選定基準とは少し違ったところがあります。
例えば、駅前や繁華街に小児科医院が有ったとして、お母さんたちはお熱が出ている赤ちゃんや小さな子供さんを連れて、そのような場所にある小児科医院に安心して通えるでしょうか。
大人が通いやすいクリニックの場所
大人の発熱や病気の場合には、ある程度の自己診断を加えながら、通院するのにより便利な場所のクリニックを選んで受診することが多くあります。大人の場合には、これまで過ごしてきた人生経験から、自分の体の調子や病気の軽重などの具合も自己診断をして、近所のクリニックに行けば良いのか大きな病院で見てもらった方が良いのかという加減を、何となく判断できて診察を受ける場所を決めることが多いと思います。
また、多少の熱があっても会社に通勤したりする方も多い事から、そういった人は会社の近くの内科医院に受診することでしょう。特に自覚症状はなくても慢性疾患のコントロールのために通院を続ける中高年層の患者さんたちは、勤務先や通勤の経路に近いクリニックの方が通院しやすいですし、専業主婦や定年退職して自宅にいる方たちがクリニックで診察を受けたいと思った時は、自宅から近い場所にあるクリニックか商店街や駅前などの繁華街にあるクリニックに通うのが普通です。
どちらにも共通しているのが、あまり大きな症状が出ていない場合が多いという事です。
小さな子供を連れて行きやすい小児科医院の場所
ところが小児科医院に受診する患者さんは、赤ちゃんや小さなお子様ばかりですので高熱が出ていたり、ひきつけを起こしていたり小さなお子様の場合には病気の症状が劇的に発症してくる場合が多くあります。
そのような場合に通院しやすい小児科医院の場所というのは、自宅のある住宅地に近い場所で、駅近くの繁華街に入る手前の住宅街から商店街に切り替わるような中間地点にあたる場所が、車や人通りもそれほど多くなく一番安心して通いやすい立地となります。
小児科に通院する患者さんの多くはお母さんが子供さんを連れて受診に来ます。自転車やベビーカーに子供さんを乗せて通院することが多くなりますので、交通量が少なくて少し静かで落ち着いた場所でありながら、商店街にも近い便利な場所が小児科医院の開業場所としては理想的な立地と言えるでしょう。
感染症対策のためには隔離診察室と導線の分離
医院に隔離診察室を設けることが常識
小児科に通院する患者さんの中には、手足口病やマイコプラズマ肺炎・ノロウィルス感染症やインフルエンザなどといった多種の感染症を発症した患者さんが来院することがあります。
そのような感染性の疾患を持つ患者さんへの対応策としては、従来から医院に隔離診察室を設けることが常識とされていました。
ところが、病院を始め特にビル診で開業した小児科医院の多くは、一般の患者さんも感染症の患者さんも同じ1つの玄関から出入りして来たのが現状です。
テナントビルの場合には、建物の構造的な問題があります。
テナントビルの1階で開業する場合には正面玄関とは別に勝手口のような裏口がある場合もあるので、そうした構造を持ったテナントビルの場合には、感染症の患者さんには裏口から入ってもらい、そこに隔離診察室を配置するという動線計画を作ることもできます。
テナントビルで一般の患者さんが感染症に
ところが、ビルの上層階で開業している小児科医院の場合には、通常の場合にはエレベーターホールに出た場所にクリックの玄関を作ることになります。そのため、当然同じ経路を一般の患者さんと感染症の患者さんが通ることになります。
またそこからクリニックの玄関を入ってからも、一般の患者さんと同じ受付で診察の申し込みをすることが多くあります。
受付の職員さんが患者さんの症状を聞いて、そこで感染症と判断されてからようやく隔離診察室に案内されることになるので、かえって感染を拡大させてしまうという結果にもなっていました。小さいお子さんの予防接種を受けに小児科医院に行ったら他のお子さんから病気をうつされて具合が悪くなってしまった。というお話はよく聞きます。
テナントビルでの動線分離
そのような場合に、エレベーターの利用経路までは分離できないものの、エレベーターホールからクリニックの玄関に入る時には、一般の患者さんとは別にもう一つ感染症の患者さん専用の出入り口を作ることが求められます。
そのようにクリニックの出入り口を分離することができれば、そこから先の院内の導線も完全に分離して診察から最後のお会計に至るまで、一般の患者さんとは分離したスペースで感染症の診療を行うことができるようになります。
動線分離のレイアウト設計ができる条件
ところがこのようなレイアウトを計画するためには、テナントビルの広さとしては、少なくとも40坪程度のスペースを必要とするので、都心の小さなビル診ではなかなか実現が難しい課題と言えるでしょう。
郊外の戸建て開業であれば特段の制約のない中でのレイアウト設計ができますので、患者さんの動線分離を計画するためのレイアウトは自由に計画できます。
ところが、都心のテナントビルでの開業では、初めから決められた玄関を中心とした動線計画をしなくてはなりません。
テナント室内への出入り口が2カ所あれば、感染症の患者さんの診療を完全に導線分離した中で計画できますが、そのような条件が整ったテナントビルはなかなか見つかりません。ですがもし開業場所の条件が揃ったら、出入り口から完全に導線分離した小児科医院を計画することが大切です。
予約システムの導入で混雑を避ける
最近では小児科医院に限らず、新規開業の際に予約システムやWeb問診システムを導入するクリニックが増加して来ました。
ここ数年のコロナ禍の中で、待合室の混雑を避けることで感染防止対策を徹底するクリニックも増えてきました。
小児科医院に受診する患者さんは冬場には多くの患者さんが来院して、待合室は大変混み合ってしまいます。そのため診察を受けるまでに数時間も待たなくてはならないこともよくありました。その間、お子さん達はじっとしていられません。絵本を読み聞かせるなどしても限界があります。
また、感染症も含めて多くの患者さんが待合室で待機することで、院内感染も発生するリスクが高くなっていました。以前はそのような状況を気にかける医師は少なかったのですが、コロナ禍で患者激減の直撃を受けた小児科医院は感染症患者の導線分離と、待合室の密を防止する目的の予約システムの導入を積極的に進める様になってきました。
また、キャッシュレス決済の導入によって現金を介した感染リスクを軽減するだけでなく、クリニックにおける現金管理の業務を削減できる様になりました。
今やキャッシュレス決済は、新規開業のクリニックには欠かせない支払い方法となってきました。
小児科医院のレイアウトで配慮すべき点とは?
小児科医院のレイアウトを計画する中では、他の診療科と異なる特徴的な部分があります。
まずは、お母さんが子供さんを連れて通院する際に必要な自転車置き場です。
多くの患者さんは小児科医院がある地域の近所から通院してきますので、お子さんを自転車に乗せて来院するお母さんが大勢います。また、赤ちゃんをベビーカーに乗せて来院するお母さんもいますので、クリニックの玄関近くに自転車やベビーカーを置いておけるスペースを用意しておくことが必要です。
また、以前の小児科医院では院内に入ると多くの子供たちがプレイルームで遊んでいたものですが、コロナ禍の時代を経てプレイルームに置いてあったオモチャや絵本、アニメのCDなどが感染防止の観点から撤去されて、プレイルームで遊ぶことさえ禁止されてしまいました。
しかしながらコロナが落ち着き、日常が戻り始めた今は、またプレイルームの必要性が高まってきました。
また、コーナーとして必要なのが授乳室です。小さなスペースで良いので母乳を与えたり、粉ミルクを溶かすようなお湯と、哺乳瓶の洗浄ができるような給排水の設備があるとお母さん方に喜ばれます。
もう一つあると喜ばれるものがベビーベッドです。オムツ交換台は通常患者さん用のトイレの中に折りたたみ式の製品が取り付けられますので、待合室にベビーベッドが置いてあると赤ちゃんの休憩用のベッドとして重宝されます。
当社の開業コンサルティングをご利用いただいた方には、お母さん方に喜ばれる小児科医院のレイアウト設計にも対応いたします。
小児科に必要な医療機器、全血球計算・CRPの検査機能
これまでの小児科医院というと、一人用のネブライザーなどはよく見かけましたが、それ以外にはこれと言った医療機器がないというクリニックが普通でした。
ところが最近では、全血球計算(血算)・CRPは院内で検査できるように開院の当初から導入する小児科医院が増えてきました。
また、小児科と耳鼻科には疾患に共通する部分が多くあるために、耳鏡や耳鼻科用のファイバーを導入して、患部の映像をお母さんに見てもらいながら病気の状態を説明することで、治療の過程をお母さん方によりよく理解してもらうと言う小児科医院も多くなりました。
少数ですが、成長外来を専門とする小児科医院の場合には院内にレントゲン装置を装備する必要があります。目的としては、左手のレントゲン撮影をすることで骨の年齢を測定します。その場合には子供さんの左手の骨のレントゲン撮影が主たる目的ですので、内科で使用するような大きなレントゲン室は必要ありません。
そこで小児科に装備するレントゲン装置は、耳鼻科で使用しているレントゲン装置を転用することが最も有効な手段となります。
この場合にはレントゲン室として必要な面積は、縦横1.5メートルのボックスタイプのレントゲン室を計画すれば十分に機能を果たすことができます。
この耳鼻科用のレントゲン装置を使用して、立位であれば胸部と腹部の撮影も可能です。
ちなみに、一般内科で必要なレントゲン室の標準的なサイズは、縦2メートル、横3メートルの大きさが必要になります。特に都心のクリニックの中で計画しようとした場合には、かなりの面積を占めることになりますので、このような装置を小児科医院に計画することは不適当と言えるでしょう。
小児科医院開業コンサルティングのご案内
小児科医院を開業するときの注意点等をご紹介しましたが、開業準備では他にも資金調達や申請書類の提出など、たくさんのことを考えたり、行動したりすることが必要となります。それらの内容は、初めてのことばかりですので、ストレスもかかることでしょう。
病院で勤務医を続けながらの開業準備は、何かと難しいものです。そこで、当社のような小児科医院開業コンサルティングのご利用をお勧めいたします。
そして何よりも大切なことは、開業した小児科医院が集患できることです。そのための立地条件についてご紹介しましたが、他にも入念な経営計画が大切です。当社では、先生のご希望に沿いつつ、開業成功を目指した医院の経営計画立案をご支援いたします。
当社の特徴は、次のコンサルティングサービスに示すように、クリニック開業までのすべてのコンサルティングをワンストップで行えることです。また、医療機器をメーカーから安く買い入れる方法や、電子カルテの選び方など、細かなところまで対応いたします。
当社のコンサルティングサービス
- 開業相談(無料)
- 開業候補地の選定(無料)
- 医療需要調査(無料)
- クリニック開業準備コンサルティング
- 医師のご事情に合わせた事業計画書の作成(施設概要、資金計画、資金手当て、収益計画、費用の設定、事業収支計画書、資金繰り表)
- 金融機関との借入交渉(交渉方法アドバイス、交渉資料作成、借入用の事業計画作成)
- 新規事業に関わる関係官庁との調整(保健所、厚生局、消防署など)
- 外注業者との契約条件等の調整(外注業者の仕事内容や見積もりの取り方、付き合い方、相場などのアドバイス)
- 人事労務関係のアドバイス(クリニック経営に適した就業規則作成、スタッフ募集支援)
- クリニック経営者育成コンサルティング(当社オリジナル)
- 建築工事の実務支援
- 内装デザイン/設計
- 内装工事
- 看板工事
- プロモーションの実務支援
- クリニック看板・サインの施工
- チラシ広告制作
- ホームページ制作
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