精神科医院開業を支援する
クリニック開業コンサルティング
クリニック開業の失敗を未然に防ぎ、
開業直後から利益が出るクリニックを目指す
初めてクリニック経営をされる医師に寄り添ったコンサルティング
- 35年の実績
- トータルサポート
- はじめての経営でも安心
開業準備から
クリニックが軌道に乗るまで
ワンストップ支援
心療内科・精神科クリニックの新規開業支援なら、
コンサルティング実績豊富なオクスアイにご相談ください。
当社では、クリニック開業のアドバイスはもちろんのこと、
クリニックの事業計画(経営計画)立案、クリニックの内装工事支援、
開業時のご支援、人材教育、開業後の経営相談などに対応しています。
クリニック開業までワンストップでコンサルティングができることが、
当社の強みです。ワンストップ支援であることが、 クリニック開業で
失敗しないポイントです。
心療内科・精神科クリニックの開業を目指されている医師は、
開業予定の1年以上前にご相談いただくことをおすすめします。
心療内科・精神科クリニックの
開業で
失敗しないための
4つのポイント
心療内科・精神科クリニックは、今とても求められています。
クリニックの経営は多岐に渡るので、失敗しないためには、支援内容に偏りがなく、トータルで支援してくれる開業コンサルタントを選ぶことが大切です。
心療内科・精神科クリニックの開業で失敗しないためには、特に次の4つのポイントについてのアドバイスや支援が大事になります。
- 開業前に患者さんを集めておくこと
- 立地条件の良い場所で開業すること
- 効果的な電子カルテを選ぶこと
- 心療内科には内装計画がとても大切
このページの後半で、これらの内容を解説しています。
当社のクリニック開業
コンサルティング支援
- 開業相談
- 開業候補地の
選定 - 医療需要調査
- クリニック開業
準備支援 - 内装工事の
設計・施工支援 - 集客のプロ
モーション支援
当社の開業コンサルティングの特長
医師の立場で事業計画を立案
開業コンサルティングの多くは、医療機器メーカや医薬品卸業者が行っており、自社製品が売れることを前提として支援します。そのような企業はアドバイスに偏りがあります。当社は、純粋な開業コンサルなので、医師の立場でワンストップで支援いたします。
内装設計にも強い
多くの開業コンサルタントは、自社が扱う分野のことは詳しいのですが、ほとんどの方が内装設計のアドバイスができません。内装設計はクリニックを長年運営する医師にとって、大事な部分です。人生計画に沿った使い勝手の良い内装設計提案ができるのも当社の強みです。
トラブルを未然に防ぐ
一般的なコンサルタントは、トラブルがあった後に相談を受ける方針です。なぜなら、先に起こるであろう事態の見通しが甘いからです。当社では、開業コンサルティング支援の中で、事前にトラブルの元をつみ取り、何百万円以上もの損害を未然に防いだ事例も数多くあります。このように費用対効果の良さに定評があります。
心療内科・精神科クリニック
開業支援実績
医師の開業場所の思いを尊重しての事業計画立案
こころテラス・公園前クリニック
中川潤先生
東京都杉並区
他のコンサルタントは、埼玉県や練馬区などの馴染みのない場所での開業を勧めてきました。オクスアイさんは、「都内でも心療内科の需要は十分にありますので、きちんとやれば問題ないですよ」とおっしゃっていただきました。多くの開業を手掛けてきた経験からの発言で、とても印象的でした。
クリニックの規模とリスクについても的確にアドバイス
こもれびクリニック
佐藤珠己先生
東京都練馬区
先輩医師にクリニックの規模について迷い過ぎて、先のことが決められずにいることを伝えると、「きっとオクスアイの社長さんなら的確なアドバイスをくれるよ」と紹介してくれました。クリニックの規模を大きくすることのリスクに対してズバッとアドバイスいただいた感じです。「それが経営の基本ですよ」と教えていただき、確かにその通りだと思いました。
時短開業でも利益が出るプランや
適切な開業場所探しで貢献
女性のこころ まゆみクリニック柏の葉
高橋真由美先生
千葉県柏市
自分の体力を考えて「週3、午前中だけで開業したい」という話をしたところ、的確なアドバイスをいただきました。ご提案されたプランに実現性があり、リスクが少ないと感じました。広さ、賃料共に最適な物件を見つけてくださいました。「片手間にネットで探しても見つかりませんよ」と笑っていたのが印象的です。さすがだと思いました。
コンサルティングの流れ
開業を決めてからの
無料コンサルティング
開業セミナー&相談会
まずは、無料セミナーにご参加ください。開業直後の集患と経営に差が出るクリニック開業準備についてご説明いたします。ご希望の開業スタイルや悩みをご相談ください。
無料開業相談
開業の迷いや疑問な点など、何でもご相談下さい。事業計画のシミュレーションで、開業の成功とリスク排除のプロセスに関して数字で見ることにより、開業の具体的なイメージを持つことが出来ます。
開業場所の選定
医師のご希望に沿って開業場所の地域を絞り込み、医師とコンサルタントが協力して物件を探します。候補となる物件を選定して、コンサルタントが同行して適性をアドバイスしますのでご安心ください。
開業場所が決まってからの
有料コンサルティング
事業計画・資金調達
開業場所が決定したら事業計画が立てられます。融資を受けるために、利益が出る資金調達用と、手堅く失敗しない経営用の2種類の事業計画を策定することが当社のノウハウです。
内装の設計・施工
別途費用になりますが、内装工事の設計・施工を当社にて行っています。コンサルティング業務と連携することで無駄をなくし、先生にご負担をかけないクリニック創りを実現します。
開業手続き・プロモーション
保健所・厚生局などの関係部署との事前協議や申請をサポートします。また、医院のPRやスタッフ募集・集患のためのプロモーションをサポートします。
開業直前準備・経営管理
医薬品や医療機器の準備をサポートしつつ、スタッフの募集から面接・採用・就業規則をご提案し、開院準備期間中に於ける職員教育と経営管理のアドバイスを行います。
開業後のコンサルティング
開業前後
開業前後では、地域へのPRや内覧会の案内や開催、実施方法などについても具体的にサポートをいたします。
開業後の問題
開業後は、人の問題や経営の心配事が出てくるものです。実際に経営を始めることによって出てくる問題に、丁寧にアドバイスとサポートをいたします。
主な開業支援エリア
当社では、都内を中心として、主に神奈川県、埼玉県、千葉県の東京都近郊をサービスエリアとして、心療内科・精神科クリニックの開業をご支援しております。
サービスエリア外での開業の支援実績もございます。エリア外で開業をご検討されている医師でも、お気軽にご相談ください。
主な開業支援エリア
- 東京都
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
コンサルティング費用
クリニック開業【無料】
コンサルティング
費用
開業検討での業務は無料です。
コンサルティング内容
開業相談
開業に関する迷いや疑問な点など、何でもご相談下さい。
事業計画のシミュレーションをお試し頂きながら、開業の成功とリスク排除のプロセスに関して具体的なイメージを持つことが出来ます。
開業場所の選定
ご希望の地域を実際に回り物件の調査をし、マーケティングと施設の特性を把握しながら、先生の構想を実現する最適な開業場所をご提案します。
診療圏調査
開業場所の医療環境と人口構成など、最新データと現場の競合調査などを基に開業立地のポテンシャルを把握し、来院する患者数の推計を行います。
特に地域特性を把握した上で、安定した経営の要となる集患対策をご提案します。
以上の考察の結果、開業が決定した時点からは、下記の支援業務を開始することとなりますので、ここから有料のコンサルティングをお願いしております。
医院開業【有料】
コンサルティング
費用
開業サポート業務 一括料金
1,600,000円(税別)
コンサルティング内容
事業計画
開業場所の特性を基にして、必要な資金の算出による予算案を作成して、開院後の収支予測と月別の資金繰りを検討します。 ここでクリニックの事業構想と、将来にわたる運営の青写真を検証することが出来ます。
資金調達
無担保・無保証人で調達可能な、低金利な事業資金や、日本政策金融公庫などの公的融資など、先生の状況に適した資金調達の実現をお手伝い致します。
新規開業に係わる関係官庁との調整
クリニックの開設と保険医療機関の指定をスムーズに取得するために、 保健所・厚生局などの関係部署との事前協議を綿密に行い、各種申請のサポートを行います。
外注業者との契約条件などの調整
医薬品購入や外注検査など、開業後に継続して取引を行う外注業者との契約条件を有利に取り決めるための調整を行います。
職員の採用・処遇・教育
職員の募集から面接・採用へのプロセスをサポートします。 給与を始めとする職員の処遇と就業規則をご提案し、開院準備期間中に於ける職員指導を行います。
経営安定化への企画と指導
患者獲得に関する経営戦略と、クリニックの運営指導、開院のためのスケジュール管理など、院長として必要なクリニックの経営ノウハウを指導致します。
開業セミナー&相談会(無料)
ご案内
本セミナーでは、そのような疑問を抱かれている医師の先生方へ向けて、開業後の医院経営の実態と、成功するための集患方法についてお話します。
医院開業をサポートして35年以上の実績を持つコンサルタントである弊社代表が、長年の経験と実績に基づいたノウハウをお伝えさせて頂きます。
また、セミナーの後半では個別相談も受け付けますので、現在疑問や不安に思われていること等、何でもご相談ください。
無料セミナーの主な内容
前半 | セミナー (30分程度) |
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後半 | 個別相談会 (30分程度) |
先生のお悩みや聞きたいことなど、リクエストにお答えします。 |
個別相談会でよくあるご相談
人生設計相談
- 開業すべきかどうかのご相談
- 夫婦で開業すべきかのご相談
- 女性医師の子育てしながらの開業ご相談
(仕事と子育ての両立やミニマム開業) - 定年後の開業による人生設計
開業準備相談
- 開業場所のご相談
(自宅近くでの開業、都心での開業など) - 開業資金・融資の相談
(開業にいくらかかるのか、融資を受けられるかなど) - 集患に関するご相談
- スタッフに関する相談
(マネジメントや労務管理など)
よくあるご質問 Q&A
- 最短でどれくらい前に依頼をしたらいいのでしょうか?
-
コンサルティングのご依頼は、開業予定の1年前くらいにはご依頼ください。
スムーズな資金調達や集患を考えた安定経営には、準備に2~3年の期間がかかる場合もあるので、なるべくお早目にご相談ください。
- コンサルティング費用はいくらでしょうか?
-
コンサルティングには、無料コンサルティングと有料コンサルティングがございます。このページのコンサルティング費用をご覧ください。
- 開業して集患ができなくて、失敗した先輩がいます。コンサルティングをお願いしたら、心療内科・精神科クリニックでも、黒字経営にできるでしょうか?
-
その先輩は、間違ったコンサルティングを受けていた可能性があります。当社の心療内科・精神科クリニック開業コンサルティングは、35年間のコンサルティングの中で失敗した先生はいらっしゃいませんので、ご安心ください。
クリニックを開業して失敗してしまう主な要因は、「クリニック経営で失敗する理由は何か?」をご覧ください。
- 心療内科・精神科クリニックは、都内では激戦だと聞いています。開業コンサルティングをお願いしたら、都内で開業しても黒字にできますか?
-
もちろん、闇雲に激戦地で開業してしまったら、赤字になってしまう場合があります。先生の専門性や開業場所の特性など、さまざまな要因を考慮して、先生のクリニックが黒字になるような場所選びをご支援いたします。
- 今まで経営をしたことがないので、クリニック経営に自信がありません。クリニック経営(マネジメント)のアドバイスもしてもらえますか?
-
もちろんアドバイスさせていただきます。
集患、スタッフさんの採用や育成、借入金の返済など、クリニック経営に携わると、初めて経験することがたくさんあり、悩みが多いものです。当社のコンサルティングは、そういった先生と伴走しながらのご支援を大切にしています。
分からないことは、丁寧にご説明いたしますので、安心してコンサルティングをご依頼ください。
- 女医なのですが、子育てをしながら開業ができると聞きました。心療内科でも可能でしょうか?
-
今まで女性の先生が子育てをしながらキャリアを維持するというワークライフバランスのご支援を多くさせていただき、ご好評をいただいています。
お子様の通学の場所と開業場所も考慮しつつ、利益が出るミニマム開業で子育てとキャリアを両立させられる人生プランをごいっしょに立てましょう。
心療内科・精神科クリニックの
開業で
失敗しないための
ポイントとは?
金村 伯重
コンサルタント
一級建築士
経歴
昭和54年 病院システム開発研究所 入社
東京医科大学病院、焼津市立病院、富士市立中央病院、沼津市立病院、富士宮市立病院などの建替計画に参画 昭和59年 医療機構開発株式会社 入社
町立浜岡病院(現御前崎市立病院)新設に参画 昭和63年 オクスアイ医療事業開発株式会社設立
以来35年以上に亘り、数多くのクリニック開業をサポートしている。
総合病院であらゆる診療科目の医療現場に携わり、多岐に亘る分野の技術に精通する。また一級建築士である事から、施設造りまで自社で一貫して行う。クリニック開業を成功に導くソフトとハードの技術を確立し、他に例を見ないコンサルティングを実践。これまでサポートしたクリニックを全て成功に導いている。
10数年前に開業コンサルティングをさせて頂いた精神科のドクターから、このようなことを言われたことがあります。
『僕らが大学病院の精神科の医局に入った頃は、精神科で開業できるなんて思ってもいなかった。精神科の医局に入ったことで、開業医になることは諦めていたが、今こうして開業することができて、医学部を卒業して医師になった頃には考えられないほど、メンタルクリニックの時代が来たことを感じています。』
院長先生はメンタルクリニックを開業出来たことを、本心から喜んでくれていました。
当社が初めて心療内科・精神科のクリニック開業支援をさせていただいたのは、おおよそ35年前になります。その時から数えると数十件の心療内科・精神科のクリニック開業支援をさせて頂いております。
もちろん、その全ての新規開業が成功して、先生方は開業医として充実した毎日を送られています。
かつての精神科のイメージは、精神疾患を持つ患者さんが入院する精神病院の収容施設としてのあり方が多く、一般社会の日常とは切り離された感じが強かったのではないでしょうか。
時代が変わって、社会が複雑になって来た結果、日常生活の中で様々なストレスが出現する様になり、心療内科のカウンセリングが必要とされる社会になって来た様です。
それに伴い、全国各地で心療内科・精神科のクリニックが増えました。
心療内科・精神科の開業は
今とても求められています
都市部で開業する医師が増えて来た割には、まだ地方では医師が不足している地域が多く、また必要な医師数の確保が難しい状態です。そこで、地域間の医師の偏在を防ぐ目的で、2020年からはいわゆる開業規制という法案が、施行されることになりました。
確かに、これまで何度か開業ブームと言われる時期がありましたので、都市部では開業医のいない隙間を埋める様に開業ラッシュが進んで来た結果、今では、どこで開業しようとしても競合先のクリニックがあるという状況になって来ました。
ただし、その多くは歯科と内科のクリニックが占めていますので、当然のことながら、医科の開業事情としては内科の開業が、一番厳しい状況にあると言えるでしょう。
一方で、心療内科・精神科のクリニックは、かつては一般的な馴染みが少なかったこともあって、他の診療科と比べると開業の出足が遅かった様です。
ここ数十年の間に、社会の構造や仕組みが様々に変化していく中で、心療内科や精神科の診療とカウンセリングを必要とする患者さんが増大して来ました。
特に、2020年からのコロナ禍によって、メンタルクリニックの需要が増大した結果、新規の患者さんを受け入れることが難しいというクリニックも多くなって来ています。
コロナ禍の時代に合った、心療内科・精神科のクリニック開業は、今とても求められています。これからも、心療内科・精神科で開業される方は増えていくことと思います。
クリニック開業コンサルティングでご支援させていただいた経験の中で、心療内科・精神科クリニックの開業で成功するためのポイントをいくつかご紹介いたします。
開業前に患者さんを集めておきましょう
心療内科・精神科クリニックは新規の集患に時間がかかる
心療内科・精神科のクリニックは、内科や皮膚科を始めとする一般的な診療科とは違って、開業したとしてもいきなり患者さんが来るわけではありません。
クリニックの基本は、周辺の地域に住んでいる人たちの、日常的に発生する様な病気の治療に対応することが目的ですので、診療圏も半径500m程度を標準とした、比較的狭い範囲となります。内科などでは慢性疾患で通院する患者さんもいますが、多くの場合は短期間の通院で治療が完了する様な患者さんが受診しに来ますので、クリニックが新規開院した場合でも、新規の患者さんの獲得が比較的容易に実現することが出来ます。
ところが、心療内科・精神科のクリニックでは、新規の患者さんは開院してもすぐに受診に来てくれるものではありません。
現在診療中の患者さんの獲得がポイント
現在メンタルクリニックでの診療を受けている患者さんであれば、大きな理由がない限りは滅多に受診先のクリニックを変えるということはないでしょう。心療内科・精神科のクリニックは患者さんの心の問題に向き合っていますので、受診する患者さんも主治医を信頼しているからこそ、そのドクターの治療を受けに来るので有って、単に自宅の近くで通いやすいからという様な理由で、受診するクリニックを変えることはありません。
現在診療中の患者さんが、新規開業後のクリニックに来てもらえたら、クリニックの経営が早期に安定します。
心療内科・精神科の診療を受けるまでに長い時間がかかることも
また、初めて心療内科・精神科のクリニックを受診する方は、実際にクリニックで診察を受けることを決めるまでに、割と長い時間がかかることが多いものです。
お腹が痛いとか、熱があって苦しいという様な一般的な身体症状と違って、心の問題は本人にも判りにくいものですから、メンタルクリニックで診察を受けることを決断するまでに、時間がかかる場合が多い傾向があります。
メンタルクリニックに限らず、クリニックを新規開院した場合には、開院したその日から家賃や人件費などの多くの経費がかかります。
そのため、開院の初日から患者さんの予約が取れるように、今の勤務先で診ている患者さんが引き続き来てもらえるように準備することがとても大切です。
落下傘開業の場合は特に立地条件の良い場所で
開業することが大切
スタート時は既存の患者さんで良いが・・・
新規開業のメンタルクリニックに、これまで診ていた患者さんに来ていただくことが出来たとすれば、開業当初に大きな赤字を出さなくて済みます。
そればかりか、多くの患者さんに来院していただくことができれば、開院初月から黒字経営を実現することも可能となります。当社で開業支援をさせて頂いた先生方の中でも、開業初月からの黒字経営を実現されたクリニックが沢山あります。
でも、これはただスタートラインを上手く切ることが出来たということに過ぎません。クリニックの経営はここから始まりますので、この後からの経営の伸び代を大きくしていくことが大切と言えるでしょう。
つまり、新規開業した立地で新たに患者さんを獲得する事が、その後の経営を向上させていくために大きな役割を果たすことになるからです。
心療内科・精神科クリニック経営の第一は立地条件
その後の経営ために第一に必要なことは、クリックの立地条件の良さという事です。新規の患者さんを獲得するためには、誰にでも判りやすい場所にクリニックを開設する事が必須条件といえるでしょう。
かつては、心療内科・精神科のクリニックは、そこに通院することを人目にさらすことを避けたいという、患者さんからのマイナーなイメージが先行していたために、メンタルクリニックを開院する場合の立地は裏通りや、駅前などの繁華街から離れた場所が良いというような事が言われていました。
現在は、メンタルクリニックに通院する患者さんの意識は、これまで言われて来たような精神病の治療ではなく、心の問題を専門家に相談したいのでカウンセリングを受けたいという意識に変わって来ています。
そのような現代のニーズに応えられるメンタルクリニックが発展していくのは言うまでもありません。
駅から離れた場所で開業して失敗した精神科医の事例
以前あるメンタルクリニックの先生から、経営改善のご相談を受けた事があります。都心で開業している先生ですが、思うように患者さんが集まらないので、どうしたら良いのかアドバイスが欲しいと言われましたので、そのクリニックに行ってご相談を受けました。
実は、そのクリニックの院長先生は、ある地方の公立病院で精神科医として勤務していた経歴があり、その病院の近くでメンタルクリニックを開業したそうです。
その公立病院から、これまで診ていた患者さんに来て頂いた事はもちろんですが、その地域には競合相手となるようなメンタルクリニックが無かったために、開院してから経営的な苦労も全くないままに、相当に繁盛していたと言う事でした。
その後、都心での開業を希望された事から、地方の繁盛していたクリニックを売却して、都内に心療内科・精神科のクリニックを新規開業したとのことでした。
開業場所の選定に関しては、事務長である院長先生の奥様が、色々なテナントビルに入居を申し込んだのですが、「精神病の患者さんが出入りするようなクリニックには入ってほしくない」と言う大家さんが多くて、開業場所が決まるまでは相当に苦労してようやく今の場所で開業したそうです。
実際にそちらのクリニックを訪ねてみると、住所は都心にあるものの駅からはかなり離れていて、初めて来る人にはわかりにくい場所にありました。
また同じ駅で、駅のすぐ近くに競合となるメンタルクリニックが開業していましたので、「これでは場所が悪すぎて、患者さんが来ないのも当然だ」と言う印象を受けました。
そのことを、卒直に事務長である奥様にお話しして、開業場所を移転することをお勧めしたところ、奥様が苦労してようやく見つけた開業場所が経営不振の一番の原因であると言うアドバイスに、相当に気分を害されたようでその後のお話はありませんでした。
この事例は、過去に開業した時の成功体験がマイナスに働いた結果といえるでしょう。
はじめの地方での開業は、成功の条件が沢山揃っている中での開業でしたので、成功して当然と言う状況でした。
ところが、競合先のひしめく都内での開業を、過去の成功体験から甘く見ていたと言う事が、失敗の原因になったといえるでしょう。継続して患者さんを獲得しようと思ったら、立地条件の良さは一番大切なことと言えます。
効果的な電子カルテの選び方とは
クリニックの開業で医師が悩むことの一つに、電子カルテ選びがあります。電子カルテ選びのポイントをご紹介いたします。
当社がすすめる電子カルテの選定方法
心療内科・精神科を専門とする先生に限らず、当社では電子カルテを選定していただく方法として、1日かけて6社ほどの電子カルテのシステム会社に来社していただき、各社順番に1時間程度のデモを体験して頂いております。
幾つかの電子カルテのデモを体験したとしても、それが数日に分かれておこなった場合には、以前試した機種の機能や性能などに関しては印象が薄れてしまって、今、目の前で試している電子カルテの機能ばかりが強く印象に残ってしまいます。
その結果、何社も電子カルテの体験をしても、どの機種を採用したら良いのか判断がつかなくなってしまう様になりがちです。
そんなことにならないようにするために、各社の電子カルテを比較したいと思ったら、同じ日に各社順番に1時間程度のデモを体験して、丸一日かけて各社の電子カルテを比較検討する事が肝心です。
電子カルテの選定ポイントは使い勝手
その際に気をつけなくてはならない事があります。各社ともに自社の電子カルテの良いところをアピールしますので、使い勝手の悪いところなどが有っても、短い時間のデモ体験だけでは悪いところまではなかなかわからないものです。
電子カルテの善し悪しは使う人によって変わって来ます。
診療科目によっても使い勝手が変わって来ますので、心療内科・精神科のスタイルやご自身の診療スタイルにいちばん馴染んだシステムを選定する事が大切です。そのためには、ご自身が日常よく使っている、いくつかの診療パターンのカルテを用意しておいて、各社の電子カルテで同じ診療内容を入力してみる事です。
そうする事で、ご自身に使いやすい電子カルテかどうかの判断が容易にできるようになります。その次の段階としては、同じ診療パターンを入力していく中で、使い勝手の悪い電子カルテを排除する事です。毎日の診療で朝から晩まで使う電子カルテですから、使うたびにストレスが溜まっていくようなシステムでは、気持ち良くお仕事を続けていく事ができないでしょう。
何社かの電子カルテを比較していく中で、まずは「これは使えない」と思うダメなシステムを排除して、いちばん使い勝手の良さそうなシステムにたどり着く事が大切です。
完全に満足できる電子カルテのパッケージはない
そのようにして選んだ電子カルテでも、やはり完全に満足できることはないでしょう、それは、システム自体がパッケージの既製品だからです。
開業してから毎日使っていく中では、「なんだ、こんなこともできないのか。」と言うような場面も多く経験することになると思います。ただ、「それ以外の機種であればもっと多くのストレスがあるんだ」と思って、ダメな部分は諦めて使っていく事が現実的な電子カルテの選び方と言えるでしょう。
満足できる電子カルテのシステムを求めるのであれば、独自開発をするしかありませんが、心療内科・精神科クリニックを多数分院展開するのならいざしらず、1医院のみを経営するのであれば、圧倒的に安価に導入できるパッケージシステムを選択すべきでしょう。
心療内科には内装計画がとても大切
心療内科・精神科クリニックの開業で失敗するパターンの一つとして、内装計画の甘さがあります。
心療内科・精神科の医師が陥りやすい間違った考えとは?
心療内科・精神科の医師の感覚として、「医院を開業して診療をするのには、お部屋と机と電話があれば十分なので、マンションの一室でも借りて精神科の開業ができる」と言う方が今でもいます。
確かに、診療内科・精神科は他の診療科のように様々な医療機器が必要なわけでもありませんので、部屋さえあれば診療をすること自体は可能だと言うことには同意できます。
ただし、そのような診療スタイルと言うのは、「精神病院の外来診療と同じ考え方だ」と言うことを知っておかないと、心療内科・精神科の新規開業には全く通用しません。
街中の医院に来る患者さんは普通に生活できている人ばかり
メンタルクリニックの主な患者さんは、うつ病や双極性障害などでカウンセリングの必要な方が多くいます。しかし、街中の医院に来る方は、普段は普通に生活できている学生さんや社会人の方逹が大勢いますので、精神病院の外来のような殺風景な診察室で診療を受けると、「自分はここまで落ちてしまったか」と言う沈んだ気持ちを持たれてしまい、治療の効果も半減してしまうと思います。
来院する患者さんには、落ち着ける雰囲気の気持ちの良い環境の中でカウンセリングを受けていただくことで、ドクターに対する信頼感も増して、引き続き診療を受けるために来院したいと言う気持ちを持っていただく事ができます。
つまり、他の診療科と比べると、医療機器への設備投資が必要ない分を、メンタルクリニックの内装や家具などに投資する事で、安定した経営を実現する事ができるでしょう。
私共はこのような考え方をベースにしたクリニックの新規開業のサポートを行う事で、多くの心療内科・精神科のクリニック開業を成功に導いて来ました。
精神科はミニマム開業が成功の秘訣
ミニマム開業とは、家賃や人件といった固定費をできるだけ低く抑えた小さなクリニックを開業し、安定経営と医師の手取り収入の増加を実現する開業方法です。
ミニマム開業では、 「租税特別措置法第26条(特措法)」という法律を活用します。この法律を活用すると、保険診療の売り上げを5,000万円以内とすることで、医師優遇税制と言われる概算経費の制度を使うことが可能になります。つまり、
クリニックの経営で、実際にかかる経費を少なくすることで、「売上の7割くらいまで認められる概算経費との差額を、無税で院長先生の手取り収入としても良い」という特別な税制です。
一般的な開業医の半分の仕事でありながらも、フルタイムで診療をしている医師と同じくらいの手取り収入を得ることが可能となります。
概算経費の税制を使えば、領収書をまとめて経理業務をするといった事務作業もなくなり、税理士さんへ支払う顧問料も必要なくなります。無理な節税対策をする必要も無くなるので、税務署の調査も必要なくなってしまいます。
ミニマム開業を目指すことによって、たくさんの患者さんを診なくても、院長先生の手取り収入を十分に高めることができる、リスクの少ない経営ができます。
当社は、「ミニマム開業で子育てとの両立」や「手取り収入を増やす」などのワークライフバランスの取れた生活をご希望される医師をたくさん支援してきました。勤務医のときのように忙しく働くことなく、自由な時間をつくり手取り収入を高めたい精神科の先生には、ミニマム開業がおすすめです。
ミニマム開業のことをもっと知りたい方は、「医師がミニマム開業をしたときの年収はいくらになるか?」をご覧ください。
心療内科・精神科クリニック開業コンサルならオクスアイ
心療内科・精神科クリニックの新規開業支援なら、コンサルティング実績豊富なオクスアイにご相談ください。
当社では、クリニック開業のアドバイスはもちろんのこと、クリニックの事業計画(経営計画)立案、クリニックの内装工事支援、開業時のご支援、人材教育、開業後の経営相談などに対応しています。クリニック開業までワンストップでコンサルティングができることが、当社の強みです。
心療内科・精神科クリニックの開業を目指されている医師は、開業予定の1年以上前にご相談いたたくことをおすすめします。
まずは、クリニック開業成功のポイントを知ることができる開業セミナー&相談会(無料)をご利用ください。