開業ドクター インタビュー
「今を知っている」コンサルタントで大器晩成型のクリニックを
千葉ニュータウン河合歯科矯正歯科
(一般歯科、矯正歯科、小児歯科
河合友輔先生
千葉ニュータウン河合歯科矯正歯科は千葉県印西市(北総線千葉ニュータウン中央駅)で開業された歯科クリニックです。
ご自身の地元である千葉県で開業を実現し、地域で頼られるクリニックとして患者さんに歯の治療だけではなく、歯の予防や矯正についてもサービスを提供しています。
「今を知っている」コンサルタントを
なぜ開業を決意されたのですか?
大学3年生の頃から絶対開業したいと思っていました。
同期の友人はもともと親も歯科医であることも多く、大学卒業後そのまま親のクリニックを継ぐというケースもありましたし、特別なことでもありませんでした。
人に使われるような性格でもなかったですしね。
大学卒業後、まずは勤務されたとお聞きしました。
卒業して、社会人として自分で食べていくために収入が必要で、それに加え勉強もしたかったので、その両立のために外に出て働きました。
勉強すればするほど、自分のやりたいことは自分でしかできないので、より開業したいという気持ちが強くなりました。
開業のタイミングは最初から考えていたのでしょうか?
矯正の技術が欲しいと思っていたので、その技術を手に入れたら開業しようと考えていました。
ちょうど大学院が終わるタイミングに合わせて、という感じでしょうか。
最初からコンサルタントを利用しようと思っていたのでしょうか?
そうですね。
周りに開業された先生にアドバイスも受けましたが、あくまで自分達の過去の経験でしか把握していない部分が多くあると感じました。
だからこそ、「今を知っている」コンサルタントが必要だと感じていたんです。
いろいろな業者がいる中で、どうやって探していったのでしょうか?
主にインターネットです。いろいろなホームページを見ながらピックアップしました。
まずは卸業者やメーカーが主導でやっているようなコンサルタントは候補から外しました。
その会社の製品が安く手に入るのかもしれませんが、他のものも高く買わされるのではないかと思ったんですよね。
その中で先生が選んだ業者に直接話を聞いたりもしていたのでしょうか?
3~4社くらいは直接話を聞きに行きました。
開業場所の選定から相談したのでしょうか?
いいえ、物件は自分で探しました。
そして「この場所で開業するのはどうですか?」と業者に聞く感じでしたね。
大器晩成型で、地元に開業
この場所を選んだのは何か理由があったのでしょうか?
もともと出身が佐倉市(千葉県)でしたし、このクリニックの場所である千葉ニュータウン駅周辺も祖父母が住んでいた場所でもあったので、馴染みがあったんです。
それに開業することを決めてから、どこが一番患者さんが集めやすいか、人口の状況や電車の降車数なども調べて、この辺りが良いと思っていました。
オクスアイをコンサルタントとして選んだのはなぜでしょうか?
他の業者だと、「立地条件」+「スタートダッシュ」という考えが多かったです。
勧められた立地条件で、短期間で多くの患者さんを集めて、「その期間にすべてを賭ける」という考えですね。
でも自分の開業したい場所はすでに決まっていましたし、その場所でいけるのかどうかについて意見を聞きたかったので、あまり満足のいくものではなかったです。
何か質問すると「それは先生のお好きなように…」とか、二言目には「大丈夫ですよ」と言われたんですが、こちらとしては知らないので聞いているのに、納得のいく答えをもらえないことが多かったですし、「現状をあまり知らないな」と感じることもありました。
オクスアイは他とは異なったということですね?
多くのコンサルタントが「スタートダッシュ型」だとしたら、オクスアイさんは「大器晩成型」でしょうか。短期的な利益よりも長期的にクリニックを作っていくという方針だと思います。
それと、オクスアイさんにお願いすることに決めた理由は、医療としての実績でしょうか。歯科だけではく、医科を幅広くやっていたからです。
歯科を医業の中の1つとして考えているので、いわゆる普通の「歯医者」のクリニック作りや店構えには興味がなかったのもありますね。
オクスアイはどんな印象を受けましたか?
最初にお会いした時に、開業の資金計画についてのレポートをもらいました。その時に自分には長期的な視野が欠けていたと気付いたんですね。
こちらの疑問点についても、オクスアイさんはしっかりとしたアドバイスをくれて、「こうすればうまくいく」、「こうすれば失敗する可能性が高い」といったことを教えてくれました。
例えば疑問点をメールで質問しても、とてもレスポンス早く返事が返ってきたのを覚えています。
ただの歯の治療だけでなく、医療としての歯のサービスのために
開業準備期間中はお忙しかったんじゃないでしょうか?
そうですね。働きながらでしたので、限られた時間の中での準備でした。
土日しか休めない中で、土日も対応してくれたので助かりましたね。
普通の業者だと、会社が休みだったり担当が休みだったりしましたが、オクスアイさんは対応してくれました。
開業準備をする中で、こだわった点はあるのでしょうか?
自分自身にとって歯科は単に歯を治療するものではなく、歯に対する医療サービスだと思っています。
普通だったら待合室を最低限にして、ユニットを増やしてどんどん患者さんを回していく、といったことを考えるのかもしれません。
でもそういうのは好きではないですし、待合室は医院の顔だと思うので、しっかり作りたいと考えていました。
開業準備で不安や大変だった点などはありませんでしたか?
ありましたよ。ちゃんとお金をやりくりできるか不安はありましたね。融資を受ける時や大きなお金を使うときは、「もう戻れないぞ」と思ったりしましたしね。
それでも機器の金額交渉、例えばユニットの値切りについてはオクスアイさんに嫌われ役をやってもらいましたし、金額の面でも負担を軽くすることができたと思っています。
地元の開業とはいえ、患者さんの獲得については何か対策されたのでしょうか?
患者さんを集めるための打ち合わせはしっかりしました。
多くの患者さんに認知してもらうためにチラシや販促物などを使って、アピールもしました。
看板についても分かりやすい場所に設置しましたし、駅から歩いて来る人々にとって目立つような配色の工夫もしました。
スタッフの募集などは、どのクリニックも苦労されているようですが…。
他のコンサル、いわゆる「スタートダッシュ系」のところではありえないことなのかもしれませんが、オクスアイさんはどちらかというと「大器晩成型」ですので、スタッフについても人物重視で面接できたと思っています。
スタッフについてもクリニック同様、長期的に成長してもらえればと思っています。
技術以外のフォローの重要さ
これから開業したいと思っている方々にアドバイスがあるとすればどんなことでしょうか?
開業を考えるとき、どうしても自分の「技術」にばかり目が行きがちなのですが、実はそうではないと思っているんです。 それよりも患者さんにどうやって来院してもらえるか、どうやってクリニックを継続していくかということが重要だと思っています。
でもそれは僕らはまったくの無知なので、とても不安です。
その辺りをフォローしてくれる、オクスアイさんのようなコンサルタントが必要だと思っています。
患者さんが満足する建物やスタッフなど、僕らの苦手なところに関してはご自分の意見を持っていることが良かったです。
一般的にありがちな事として、「先生の好きなようにやりますよ。そこをフォローします」というのではダメなんです。知らないものに合わせられるとマイナスに合わせてしまうので、良くないんです。
オクスアイさんはそれに加え、建築にとても強いと思いました。
建物の構造から無理なものは無理と言ってくれたり、こうしなければいけないといったことをあらかじめ教えてくれることが心強かったです。
後は距離感でしょうか。
何かにつけて「こうしろ」と言われるのではなく、「こうしたほうがいい」というアドバイスをもらいました。
こちらに合わせすぎず、良いクリニックにするために必要な意見をもらえることが重要だと思います。
今後のクリニックの目標があればお聞かせ下さい。
クリニックを大きくさせたいですね。
患者さんの満足度を上げて、地域にとって存在の大きなクリニックになればいいと思っています。
歯については「あそこに行けばなんとかしてくれる」と思ってもらえるようなクリニックを目指したいです。
インタビューに答えてくださったのは
千葉ニュータウン河合歯科矯正歯科
新興住宅地である千葉ニュータウン中央駅前のビルに新規開設。先生ご自身も近隣の出身で、地域に根ざした歯科を志し開業。プレイルームの設置や待合室、ユニット増加を見越した内装設計を実施。
- 所在地
- 千葉県印西市
- 開業年月
- 2012年11月
- 科目
- 一般歯科、矯正歯科、小児歯科
- 開業の特徴
- 新規開業
- ホームページ
- 千葉ニュータウン河合歯科矯正歯科ホームページ
コンサルタントより一言
ご自身の意見をしっかり持ち、開業に対する方向性が明確な河合先生。
先生ご自身の地元でもあるこの地域の方々にとって、頼りがいのあるクリニックを着実に経営されていくことを確信しております。
今後の発展とご活躍を期待しております。