開業ドクター インタビュー

6年前の迷いを経て、イメージ通りのクリニック開業

のむら皮フ科
(皮膚科)
野村みずほ先生

のむら皮フ科の野村先生にインタビュー

のむら皮フ科は、2017年7月に東京都立川市に開業されたクリニックです。
立川駅から徒歩7分、立川通り沿いの場所で、赤ちゃんから高齢の方まで幅広く地域の方々を診察しています。

約6年前に、初めてオクスアイに相談

のむら皮フ科待合スペース

開業しようと思ったきっかけを教えてください。

もともと将来開業するつもりでした。
実家が開業医だったんです。自宅の1階が診療所で、子供の頃から父親の診察の声を聞きながら育ったこともあり、自分の子供にも働いているところを見せたいという気持ちもありました。

開業をするためにどのようなことから始めたのですか?

大学勤務と迷う時期があって、中途半端な気持ちではあったのですが、コンサルタントさんにお話を聞くところから始めました。
その中の1つがオクスアイさんでした。

実際に相談してみて、どんな印象を受けましたか?

相談した中で、会計士のコンサルタントさんや法人化した時に有料になるようなコンサルタントさんなどは、とにかく「イケイケドンドン」な感じでした。
でもオクスアイさんは、他のコンサルタントさんと違う感じでしたね。

子供が1歳になるかならないかくらいで、自分自身も皮膚科医として中途半端だと思っていたのですが、オクスアイの社長の金村さんはそんな気持ちを察したのかもしれません。
「まだ子供も小さいし、3歳くらいまではしっかり子育てと向き合ってもいい時期じゃないかと思います」とおっしゃってくれました。

実家がそうだったように、戸建て開業をしたいと思っていたのですが、「戸建て開業は相当余力がないと資金面で厳しいので、今はやめたほうがいいです」と、現実的なアドバイスもいただきました。

「確かにそうだな」と思いました。
実際に子供は小さすぎましたし、一旦開業はあきらめることにしました。

そんなこともあり、オクスアイさんはすごく印象に残っていたんです。
それと、実家のすぐそばにあった産婦人科が、ペインクリニックとして継承開業されたのですが、それもオクスアイさんが関わっていたのをホームページで知りました。
「こんな身近なところでも手がけていらっしゃるんだな」という安心感がありました。

のむら皮フ科診察室

その後、開業のための活動を再開したのですね?

もともと小児科から皮膚科に転科したのもあって、まずは皮膚科の専門医をとりたかったんです。

専門医試験を受けるためには、勤務年数や論文数などの条件があるのですが、子供の出産などもあり、なかなかその条件を満たすことができずズルズルと来てしまっていました。
前職の病院の先生の後押しもあって、昨年、無事専門医の資格を取得、「さあ開業!」となって、オクスアイさんに相談に行きました。

その間も開業についての情報は得ていたのですか?

実は、国立市に気になったクリニック用物件がありました。
卸の業者の方にご縁があって、仲介してもらったんですが、その時の印象がとても悪かったんです。

物件を見に行った時に、オーナーが高圧的に契約を迫るような態度でした。
しかし、担当の方は、紹介して終わりといった態度で、間に入ってくれる様子も全くありませんでした。
担当者によって印象は全く違うのかもしれませんが、「この会社はないな」と思いました。

オクスアイさんに連絡したのは、その数年後ですが、お話をして「やっぱりいいな」と思いました。
その時には他のコンサルタントさんと比べることもなかったですが、それでも少し不安はあったんです。

ちょうどその時、同じ勤務先の病院にいらっしゃった住友先生がオクスアイさんで開業されるということを聞いて、「えー!住友先生もですか!?」という感じでした。 無事開業された後で、「オクスアイさんですごく良かった」というお話を聞いて、さらに安心して開業準備に進むことができました。

その場その場で、イメージ通りに出来上がっていくクリニック

のむら皮フ科ディスプレイ

開業場所はすぐ見つかりましたか?

立川市の病院勤務が長く、自宅も立川市で、子供の近くで仕事をすることが絶対条件でしたので、子供の学校が近い立川市か国立市にしようと思っていました。

国立市は人口の割に皮膚科が多くて、立川市にも皮膚科はそれなりにあるのですが、女医さんで開業されているクリニックはそんなに多くなかったんです。

皮膚科では、「女医さんが安心」と言う患者さんもいて、住み分けできるかなという思いもあり、立川市で開業することにしました。

物件はすぐ見つかりましたか?

昨年8月の半ばにオクスアイさんに相談して、ちょうど9月1日にこのクリニックの場所が出たんです。
新築マンションで1階がテナントという物件で、この場所で開業する前提で進めていきました。

20坪のスペースで少し狭いかなと思ったのですが、その分テナント料も抑えられますし、結果的には良かったと思っています。
クリニックの前の通り(立川通り)はバスがよく通りますし、バス停も目の前で便利な場所です。

駅からは少し離れますが、駅前はあまり人が住んでいないんです。
多くの患者さんにとっては自宅から駅の間にあるクリニックになるため、逆に通いやすいとおっしゃる方も多いです。

のむら皮フ科受付周辺

クリニックの工事はスムーズに進みましたか?

内装工事は、開業の3ヶ月前の4月から始まりました。
内装工事自体は1ヶ月半くらいで完成しました。「こんなに早くできるんだ!」と思いました。
オクスアイさんがクリニック用にテナント契約書などもチェックしてくれましたし、あらかじめ渡されたスケジュール通りに進めてくれました。

オクスアイで良かった点ありましたか?

一番すごいと思ったのは、「こういうクリニックにしたい!」というクリニックをそのまま作ってくれたことです。
写真を持って行って、「こんな感じに」と頼んだら、イメージ通りに作ってくれました。

その他にも、例えば棚が必要な場合、ガラス棚をおけばいいかなと思っていたんですね。
でも、それだと子供が倒してしまうかもしれないため、「壁を作って奥における棚を作っちゃいましょう」と言って、その場でどんどんアイデアを出してくださるんです。

設計段階のクリニック内の図面は、正直、素人では良くわからないですよね。
実際にクリニックが出来てきて、「ここ、思っていたのと違うよな」という部分はすぐに修正してくれましたし、「こうすれば安くできる」「ここはしょうがない」というようなことをその場その場で相談することができました。

建築に詳しいオクスアイさんじゃないと、こんなに融通は効かなかったと思います。「さすがだな」と思いました。

クリニック経営者としての意識

のむら皮フ科診察室

クリニックの経営者として、意識は変わりましたか?

主人が経営について詳しいので、開業するにあたって、厳しい意見やアドバイスをもらっていました。
家族には応援してもらいたいし、頑張っているところを見せたかったので、自分自身でも事業計画を作ったりしていました。
値段交渉の考え方や、スタッフとの距離感なども教わりながら、経営者としての意識が身についていったと思います。

それに、もともと開業医がやりたかったんです。自分がすべて管理して動かしたかったんです。

皮膚科の場合、病気が治った後のスキンケアや日焼け止めは何を使えばいいか、などの相談は、診察する一連の流れでよくあることです。
でも病院だと、薬しか出せないので、そういうアドバイスはできないんです。
自分のクリニックなら好きな化粧品やおすすめしたいものも自由に選べます。そういうことを前からしたかったんです。

開業されてから3ヶ月ですが、最近オクスアイさんからアドバイスなどはありましたか?

資金繰り表のシートをいただきました。
自分でも事業計画を立てた時に作っていたのですが、オクスアイさんからいただいたものはとても使いやすく、一気に切り替えました(笑)。

半年くらいするとこれくらいの貯金ができて、こういう機械を買えるというような目安になり、いろいろな予測が立てられるのでとても便利です。

クリニックとして目指していることはありますか?

本当はやっぱり戸建て開業がしたいです(笑)。
でも実際開業してみて、自宅兼クリニックにするとマイナスの面もあるだろうなと考えつつ、将来的にはできればいいと思っています。

現在開業を考えている先生方へアドバイスがありましたら、教えてください。

6年前に迷っていた時は、開業しなくて良かったと思っています。
今回は絶対しようと思っていたし、こういう感じで開業したいというイメージがありました。
具体的なイメージや気持ちがあると、開業はよりスムーズだと思います。

そういう時こそ、オクスアイさんは的確なアドバイスを下さる、頼りになるコンサルタントさんだと思います。

インタビューに答えてくださったのは

のむら皮フ科

のむら皮フ科外観

東京都立川市の自宅の近くに開業。
赤ちゃんから高齢の方まで、地域の幅広い年齢層の患者さんにとって必要とされる皮膚科を目指す。

所在地
東京都立川市
開業年月
2017年7月
科目
皮膚科
開業の特徴
新規開業
ホームページ
のむら皮フ科ホームページ

コンサルタントより一言

先生のイメージされるクリニックのお手伝いができ、嬉しく思っております。
まだ開業したばかりで不慣れな部分もあるかもしれませんが、経営に詳しいご主人のサポートもあり、クリニック経営も順調に進んでいくと確信しています。
地域の患者さんのために、今後の一層のご活躍を祈念いたしております。

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