開業ドクター インタビュー

思いや考えを尊重してもらえるコンサルタントで、良好な病診連携と地域の健康維持を目指した開業

ひぐち内科クリニック
(内科・循環器内科)
樋口智章先生

ひぐち内科クリニックの樋口先生にインタビュー

ひぐち内科クリニックは、2019年7月に神奈川県大和市、中央林間駅から徒歩1分の場所に開業されました。
院長の樋口先生は、前職の急性期病院での勤務経験を生かしつつ、地域の方々の生活習慣病の予防を目指したクリニックを開院し、ご活躍されています。

思いや考えを尊重してもらえるコンサルタントに

ひぐち内科クリニック01

なぜ開業しようと思ったのですか?

急性期病院で勤務している時は、循環器内科で心不全や腎不全の方々の診療を行ってきました。
もっと前から心不全や腎不全にならないための治療をすることで、患者さんのサポートがしたいと考えるようになったのが一番の理由です。

それに自分自身が循環器医になろうと思ったのも、地域のホームドクターの存在でした。
弟が小さな頃から気管支喘息で入退院を繰り返していて、その後も地域のかかりつけ医の先生によくお世話になっていました。弟のような喘息の患者さんも含めて治療できる地域の開業医になりたいという気持ちは元々ありましたね。

開業の情報はどのように探されたのですか?

インターネットで検索して、開業コンサルティング会社のホームページを見ながら情報収集して、3社に問い合わせをしました。
その中の1社がオクスアイさんでした。

オクスアイの印象はどうでしたか?

問い合わせをした後、オクスアイさんから「まずは直接お会いしてお話を聞かせて下さい。」とご連絡を頂きました。
ご連絡が早かったことが好印象でした。

オクスアイさんの事務所で金村社長とお会いし、開業を思い立ったきっかけや現在の勤務状況など、お話ししたい内容をしっかりと受け止めて頂きました。
その上で、場所や資金、タイミング、勤務中にすべき準備など、開業する際の大切なポイントをアドバイスして頂きました。

他の2社ではなく、オクスアイに開業コンサルティングを頼んだ理由はあるのでしょうか?

他の2社とはメール連絡でのやり取りの段階で、「土地を持っているのか?」「資金はどのくらいか?」など、私の事よりもコンサルティング会社のための情報収集を優先しているように感じました。
これではコンサルティング会社優位の開業になってしまうのではと思い、直接お会いすることはありませんでした。

私の思いや考えを尊重して頂けるオクスアイさんなら、イメージ通りの開業が出来ると考え、開業コンサルティングをお願いしようと決めました。

5年間の準備期間で、良好な病診連携

ひぐち内科クリニック02

そこから、すぐに開業準備に入ったんですね?

開業を決意し、オクスアイさんに初めて相談したのは、今から5年前でした。

開業のアドバイスとして「タイミング」が大切とお聞きし、その当時は3人の子供達がまだ幼かったこともあって、開業することを一旦見合わせることにしました。

それから4年が経過して子供達も小中学生に成長したので、2018年の4月に開業することを改めて決意し、再度オクスアイさんへ開業のお手伝いをお願いしに伺いました。

そうだったのですね!最初の開業の相談をしてからの5年間は何か準備はされていたのでしょうか?

最初に相談をした時に、「前職の病院との連携を大切にすること」をアドバイス頂いていました。
それ以来、5年前から前職の病院の院長先生には、開業についての相談・報告をしながら準備してきましたので、準備期間から業務の引継ぎに協力してもらい、開業についても応援してもらいました。

円満退職で、現在も前職の病院に週1日勤務をしながら良好な病診連携ができていますので、アドバイスにはとても感謝しています。

物件の場所も、勤務先との関係を意識した場所なんですか?

そうですね。中央林間駅から近い前職の病院と連携を維持しながらの開業を考えていましたので、同じく中央林間駅近くの物件を探していました。
実際、このクリニックの場所は前職の病院から約400メートルのところにあります。

1日1件くらいのペースで病院に紹介していますし、病院からこちらに来られる患者さんも結構いらっしゃいますね。
患者さんがクリニックと病院を行き来する、理想的な関係を築けていると思います。

物件はどのように見つけたのでしょうか?

最初にオクスアイさんが見つけてくれた物件に、金村社長と内見に行きました。
広さもあり駅からも近いので「良いのでは」と考えていたのですが、物件を見た後に金村社長と喫茶店でお話をして、「新しい患者さんが来ることも考えると、物件自体の視認性が悪いので見合わせましょう。」とアドバイスを頂きました。

その帰り際に、もう一度周りを一緒に歩いてみたところ、内見した物件の横に「新規ビル建築予定」という看板を偶然見つけたんです。
オクスアイさんに建築会社に連絡して頂いたところ、1階がまだ未契約でした。

クリニックとしては少し狭いかもしれないとは思ったのですが、折りたたみのできるベッドやコンパクトな機器を使って工夫していけばスペースは何とかなるものですね。
同じビルの2階が賃貸できたこともあり、スタッフルームと院長室を2階の別室にして診療ができると判断して、この場所で開業することになりました。

開業準備も順調

ひぐち内科クリニック03

開業時期は7月と決めていたのですか?

ビルの建築完成が今年(2019年)3月末でしたので4月から内装工事に入り、2か月間の内装工事の後、1か月の準備期間を設けて7月からの開業としました。

夏は循環器内科としては閑散期にあたるので開業後の試運転を行うには良い時期だと考えています。
開業後3か月経過してからの10月が、インフルエンザの予防接種や感冒の患者さんが増える時期です。

例えば4月に開業する場合と比べると、患者さんの増加が見込まれる10月が3か月分早まることになるので、経営的にも良い時期だったと考えています。

クリニックの工事は順調に進みましたか?

内装工事は大きなトラブルもなく順調に進みました。
「地域の患者さんに気軽に来院してもらえるような、清潔感のあるクリニック」という私のイメージを実際の建築設計・内装工事につなげて頂き、綺麗で素敵なクリニックが完成しました。

開業準備中、勤務先やプライベートなどとの両立はどうだったのでしょうか?

オクスアイさんにお手伝いをして頂いていたおかけで、開業の1か月前まで前職の勤務を続けることができましたし、プライベートでも家族との時間や、趣味のテニスの時間を削ることなく、準備期間を過ごすことができました。

その他、開業準備期間で大変だったことはありますか?

スタッフ募集については100名を超える応募があったので、面接を行いスタッフを選ぶことが大変でした。
金村社長に初回の面接に立ち会って頂き、質問内容やチェックポイントを教えて頂きました。

例えば結婚されている方の場合は家族について、未婚の方の場合は結婚の予定など、採用してからプライベートな事について詳しく聞くことは難しいので、面接の段階で聞くのが重要なんですね。
良い人がいてもその人の都合に合わせるのではなく、クリニックの都合に合わせてくれるスタッフがクリニックにとっては良い人材である事も学びました。

計3日間の面接を経て、採用となったスタッフはとても良く働いてくれています。

地域の患者さんの健康維持が、クリニックの経営維持にもつながる

ひぐち内科クリニック04

クリニックをオープンして、勤務医の時と何か変わったことはありますか?

来院して頂ける患者さんの求めている事を、今まで以上にしっかり理解しようとするようになりました。

これを積み重ねることで地域に必要とされるクリニックのあり方が決まってくるので、今後もこの姿勢を継続していきたいと考えています。
来院される患者さんの健康維持がクリニックの経営維持にもつながってくるので、今まで以上に責任感を持って診療にあたっています。

クリニックの経営者として、意識していることはありますか?

患者さんに良い医療サービスを提供するため、スタッフと協力して診療することを意識しています。
毎朝の朝礼や、スタッフとの定期ヒアリングで意見交換を行うことを始めていますが、今後も継続していきたいと考えています。

クリニック完成後や開業後のオクスアイからのサポートはどうでしょうか?

内覧会や開業直前の診療シミュレーション、開業初日の応援に来て頂きました。
特に診療シミュレーションでは、金村社長自らが患者さん役として、実際に看護師へ腕を提供して頂き、採血させて頂きました。大変驚いたのと同時に感謝しています。

開業後には、カーテン取り付けなどの内装関係の微調整、スタッフトラブルに関する相談など、クリニックの困ったことの相談窓口として大変心強くサポートして頂いています。

今後の目標はありますか?

前職の病院で通院されていた患者さんが沢山来院して下さり、スタッフがしっかりと対応してくれているので順調なスタートを切れたと感じています。

来院して下さった患者さんの話に耳を傾けて、より地域に必要なクリニックになるよう日々の診療を行っていきます。
地域の方々にも興味を持って来院して頂けているので、今後もクリニックの情報を発信し続けたいと思います。

現在開業を考えている先生方へアドバイスがありましたら、教えてください。

現在勤務されている病院がある場合、連携をとれる形での開業ができれば比較的順調なスタートができると思います。
来院される患者さんは、調子が悪いときにバックアップしてくれる医療機関があると安心だと感じていらっしゃるようです。
週1回程度、病院での勤務が継続出来れば、よりスムースな病診連携が維持できます。

長年のクリニック開業コンサルティングの経験を持ち、プロフェッショナルとして迅速な対応を行い、開業したいと考えている医師の意見・考えを尊重してくれるオクスアイさんをお勧めします。

インタビューに答えてくださったのは

ひぐち内科クリニック

ひぐち内科クリニック 樋口先生

神奈川県大和市、中央林間駅近くに開業。

地域のかかりつけ医として、一般内科に加え、生活習慣病の予防を目指したクリニックとして開業。

所在地
神奈川県大和市
開業年月
2019年7月
科目
内科・循環器内科
開業の特徴
新規開業
ホームページ
ひぐち内科クリニック

コンサルタントより一言

この度はご開業おめでとうございます。
勤務中からしっかりと準備をされ、地域医療機関との連携も含めた安定したクリニック経営を実現することができ、スタッフ共々嬉しく思います。
先生の優しく、頼りがいのある人柄で地域の患者さんに愛されるクリニックになっていくと確信しております。
今後もお困りのことがありましたら、いつでもご相談ください。

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