開業ドクター インタビュー

二つの専門を武器に、厳しい現実とやりがいの中で活躍中

にしな内科クリニック
(糖尿病内科・循環器内科・内科)
仁科善雄先生

にしな内科クリニックの仁科先生にインタビュー

「にしな内科クリニック」は、2024年5月に東京都小金井市に開院しました。
JR中央線・武蔵小金井駅北口から徒歩4分。循環器と糖尿病、両方の専門医資格を持つ仁科先生が、地域の内科として日々診療にあたっています。

勤務医時代に初めて相談。武器を揃えて開業へ

にしな内科クリニック01

最初から開業を考えていたのですか?

父が開業医だったこともあり、最終的には開業しようとうっすらと思っていました。
救急医療がやりたくて循環器内科に進みましたが、そのうちに患者さんと対話しながらの外来診療が向いていると感じ、開業医になる決意が固まりました。
父は整形外科だったので、ゼロから開業する道を選びました。

循環器に加えて、糖尿病専門医も取得された経緯を教えてください。

競合も多い東京での開業を考えると、循環器だけではなく、他の武器も欲しいと感じていました。
糖尿病と循環器はつながりも深いですし、両方の専門を持っている医師はそう多くいません。
他のクリニックとの差別化を考えて、糖尿病・内分泌・代謝内科へ移りました。

オクスアイへの最初の問い合わせは、いつ頃でしたか?

糖尿病内科へ移った2019年の10月です。開業することはもう決めていたので、ノウハウを先に聞きに行こうと思いました。
インターネットで開業について調べていたらオクスアイのホームページが出てきて、掲載されている開業実績インタビューが充実していたのが印象的でした。
実際に問い合わせたのは、オクスアイだけです。

なぜオクスアイだけに相談されたのですか?

色々な会社がありますが、例えば大手だと、開業支援は本業の一部という印象があったんです。
開業したクリニックがうまくいかなくても、会社としてはそこまで打撃ではなく、責任をもってやってくれるか不安に思っていました。
オクスアイは開業コンサルティング一本で長くやっていますし、本気で「勝たせる開業」に向き合っている感じがして、そこが決め手でしたね。

初めてオクスアイと面談した時の印象はいかがでしたか?

安心感がありました。長年の経験から、先が見えている感じというか、余裕を感じました。
当時でも循環器の専門医として開業自体はできたと思いますし、短期的な利益だけを考えている会社であれば、その時点で開業をすすめることもあったかもしれません。

「糖尿病の専門医を取ってから開業したい」と伝えたら、オクスアイ社長の金村さんが「それは良いですね。資格を取るまで年賀状くらいは送りますが、それ以外はこちらからは特にご連絡しませんので。3年後に会いましょう!」といって、その日はお別れしました。

実際に開業の準備を再開したのはいつですか?

予定通り約3年後、2022年12月に糖尿病専門医の合格が出て、すぐに連絡しました。
本当にそれまで一切連絡をとっていなかったのですが、個人的にはその余裕が信頼につながりましたね。
年明けに再会して、2023年から本格的に準備を始めました。

「勝たせる開業」と、巡り合えた優良テナント

にしな内科クリニック02

オクスアイの「勝たせる開業」とは、どんなものだと感じていますか?

長年の経験に基づくセオリーが確立されていて、開業に成功するために必要なもの、不要なものなど、指示が的確でした。

何を聞いても「このように準備すれば大丈夫ですよ」と、先を見据えた余裕が伝わってきて、心強かったですね。
開業までの段取りや手続きはオクスアイに任せて、自分は患者さんと向き合ったり、医療機関との連携を作るなど、本業に専念することが良い結果を生むのだと思います。

開業エリアはどのように決めましたか?

勤務先との関係や、病院と連携しやすい距離も考えて、JR中央線の吉祥寺駅から武蔵小金井駅あたりで探しました。
小金井周辺では非常勤としても長く働いていて、地域の患者さんとの信頼関係を大切にしていました。
三鷹にある大学病院からも、離れすぎない距離でした。

物件探しはご自身でもされたのですか?

完全にオクスアイにお任せでした。
初回の面談の際に金村さんから「開業時期が決まっているなら、そのときに空いている物件に入るしかない」と言われました。
面談の前は「希望エリアの良い物件を予めリサーチしておいて…」など考えていましたが、良い物件を見つけたとしても賃料を支払わなければ物件は抑えられません。
言われてみればその通りなのですが、周囲に開業の話をすると必ずといっていいほど、「物件はもう探したんですか?」と言われましたね(笑)。

現在の物件(武蔵小金井駅北口近く)に決まった決め手は何でしたか?

武蔵小金井が一番理想的だったんです。でも、限られた期間に物件が空かなければ、希望の場所で開業することはできません。
半分は意図的で、半分は巡り合わせ、という感じでしたね。
オクスアイの提携不動産会社から、物件の情報が入って、前入居者さんが鍵を返した約1時間後にオクスアイのスタッフと内見できました。
駅徒歩数分、1階でメイン通り沿い、広さも十分で、複数の入居希望者がある人気の物件でしたが、オーナーさんに選んでいただけました。
金村さんが直接物件の視察を行い、水回り、電気設備など詳しくみたあと「いい物件ですね」と太鼓判を押され、「ここでやるぞ」と決意を新たにしました。

開業時期が2024年5月になった理由はありますか?

勤務していた大学病院に迷惑がかからないよう年度末の3月末で退職して、4月は準備、5月開院、と、金村さんからアドバイスを受けていました。
物件契約から開業まで約1年、その間もオクスアイがカリキュラムを組んでくれていたので、勤務と並行しながら進められました。

内装へのこだわりと、準備中に感じたリアル

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クリニックの内装でこだわった点はありますか?

「医療機関とは思えないような、おしゃれで落ち着く空間」にしたい、と思っていました。
オクスアイの建築担当の方と相談しながら、壁紙の色から待合の椅子のデザインや色まで、すべてオーダーメイドで仕上げました。
開業準備の中でも楽しい時間でしたね。
開業後は「空間がきれい」「来るのが楽しみ」と患者さんに言っていただけることもあって、こだわってよかったなと思います。

開業準備中、大変だったことはありますか?

物件の契約から融資が下りるまでは、家賃を自分の貯金で払い続ける必要がありました。
契約時にまとまったお金が出て、そのあとも毎月家賃が続くので、貯金が目に見えて減っていくのは怖かったです。
人気物件だったこともあって、フリーレントの交渉はせず、長い目で見て初期コストを受け入れる判断になりました。

事前の相談で役立ったアドバイスはありますか?

初回面談のときに、「手元に可能な限りキャッシュを持っておいてください」と言われたことです。
実際に空家賃の期間を経験してみて、あの言葉の大切さがよく分かりました。
開業を数年後に考えている段階から相談して、資金を準備しておくのは大事だと思います。

準備期間中の忙しさはいかがでしたか?

内装工事が始まる前は、オクスアイが手取り足取りスケジュールを組んでくれていたので、思ったほど大変ではなかったです。
工事が本格化して、現場確認などの頻度が増えてからは忙しくなりましたね。
勤務している病院ではチームに診療を任せつつ、午後は有給を使ってオクスアイとの打ち合わせの時間を確保する、といった形で乗り越えました。
大変でしたが、オクスアイの少数精鋭のスタッフと二人三脚でプロジェクトを進めていったのはいい思い出ですね。

患者さんとの関係で、準備中に意識されたことはありますか?

金村さんからは、「日頃の診療にきちんと向き合って、患者さんとの信頼関係を大切にすることが大事ですよ」とアドバイスをもらっていました。
当たり前のことですが、それが一番大事なのだなと。
開業直前に電話予約を開始したところ、以前から診察していた患者さんからたくさんの電話をいただき、涙が出そうになりました。

開業後の厳しい現実と、それでも感じるやりがい

にしな内科クリニック04

開業されて、働き方に変化はありましたか?

勤務医の頃とは、比較にならないほど忙しいです。
診療が終わったあとも書類作業が続いて、クリニックを出るのが夜遅くなる日も少なくありません。
それが現実だと思います。

それでもやりがいを感じる瞬間はありますか?

努力が結果に反映されるのは、勤務医時代にはなかったやりがいですね。
来院いただいた患者さんから、ご家族、知人と輪が広がっていくのを感じると嬉しいですし、自信になります。
大変ですが、患者さんとともに人生を歩むことができるのは幸せなことですね。

経営者として、今いちばん意識されていることはありますか?

ホスピタリティですね。
循環器と糖尿病の両専門は、医師側から見ると大きな強みなんですけど、患者さんにはそれが伝わりにくいんですよね。
診療の質には自信を持ちつつ、スタッフと「ここに来るのが楽しみ」と思ってもらえる接遇を大切にしています。

開業後のオクスアイのサポートはいかがですか?

困ったときに相談できて、他の先生の事例を聞けると不安が和らぎました。
最終的には自分で判断して切り抜けなければいけませんが、準備段階からの色々なアドバイスがあったからこそ、厳しい現実の中でも乗り切れていると感じています。

今後の目標はありますか?

事務作業が多い中でも、スタッフに任せられるところは任せて、もう少し早く帰れる体制を整えたいですね。
業績も大事ですけど、まずは働き方を安定させることが課題です。

現在開業を考えている先生方へアドバイスがありましたら、教えてください。

覚悟して開業した方がいい、というのが本音です。
勤務医時代には経験することのない、労務問題や事務作業など、想像より何倍も大変でした。
だからこそ開業を数年後に考えている段階からプロに相談して、正しいセオリーを知り、準備をしておくことが大事だと思います。

インタビューに答えてくださったのは

にしな内科クリニック

にしな内科クリニック 仁科先生

JR中央線「武蔵小金井駅」北口から徒歩4分。循環器と糖尿病、両方の専門医資格を持つ院長が、生活習慣病から循環器疾患まで幅広く対応。
開業直後から多くの患者さんが来院し、地域に根ざした内科クリニックとして日々診療を行っている。

所在地
〒184-0004 東京都小金井市本町5-38-41 ユニーブル武蔵小金井A101
開業年月
2024年5月
科目
糖尿病内科・循環器内科・内科
開業の特徴
新規開業
ホームページ
にしな内科クリニック

コンサルタントより一言

仁科先生、ご開業おめでとう御座います。
初めにお会いしてご相談を受けてから、3年後に糖尿病の専門医を取得して、開業準備を整えてまたご連絡をいただきました事を大変嬉しく思います。
早速開業の物件探しを開始しましたが、テナントとの巡り合わせはご縁が大きく影響してきます。
それでも先生の開業に対する熱意が有ったからこそ、良い物件との巡り合いを実現できたのでしょう。
開業直前まで患者さんに真剣に向き合って頂けたことで、多くの患者さんに慕われて来院につながってきたことと思います。
毎日たくさんの患者さんの診察をしながら、時には運営上の課題も解決していき、院長として充実した日々を過ごしていることと思います。これからも健康に気をつけて末長く楽しくお仕事を続けてください。

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