クリニックを開業して成功するか失敗するかは開業前に決まる

クリニックを開業して成功するか失敗するか?

まずはスライドにて、開業して成功するための基本をご覧ください。詳細な解説は、スライドの下側にお進みください。

スライドをご覧いただいたところで、もう少し詳しくご説明いたします。

開業に不安を持つ先生方へ

開業は多くの人にとって初めての経験です。

人間初めてする事でうまく出来ることはありませんし、失敗から学んでいくこともあります。

でも致命的な失敗は避けなければなりません。

「これをしてしまったらこうなる」ということを予め予測し、致命的な失敗を避けながら開業のお手伝いをするのがコンサルタントの役目でもあります。

「開業して成功しますか?」

ご相談に来られる先生方に、よく聞かれる質問です。

開業に対して漠然とした不安を持たれている先生も多いでしょうし、開業するからには誰も失敗はしたくないでしょう。

このような質問をされた時に、まず開業して何をしたいのかをお聞きすることから始めます。

「失敗することをやるから失敗する」というケースが多いからです。

クリニックを他のものに例えるならば、レストランのようなものです。

多くの店がある中でおいしいのは当たり前で、それ以上にお客さんを惹きつける何かがあることが、成功している店とそうでないところの差でしょう。

眼科、耳鼻科、歯科などについては医師の腕の良し悪しが患者さんにも判断できる部分もありますが、内科などは技量の差が分かりにくいです。

それでは患者さんを多く集めているクリニックは何が違うのでしょうか?

1つの要素として、「やさしい・親切」と言う事があります。

こんなケースもあります。

臨床経験の少ない、放射線科の先生がクリニックを開業しました。

診療には見落としがあることも多く、近隣の医師からは全く評価されませんでしたが、時間が経つにつれ、多くの患者さんが来院する評判のクリニックになりました。

なぜなら、とても腰の低い『やさしく、親切な』先生だったからです。

いくら腕の良い先生であっても、患者さんに評価されなければクリニックには来てもらえないというのが現実なのです。

ご自身の技術だけを頼りに開業しても、成功する可能性は低くなるでしょう。

自分自身が提供する商品を知らない

開業の成功に必要な要素は「場所」・「商品」・「サービス」です。

「開業する場所が見つからない」とご相談に来る先生もいらっしゃいます。

でも良く聞いてみると実は競合するクリニックのないところを探しているだけだったりします。

今の時代に競合がいないということは、その地域に住んでいる人も少ないので患者さん自体が少ないと言うことです。

開業医が増えている現在では、他のクリニックとの競合は避けることができません。

だからこそ、まずは「提供する商品」が重要になります。

ところが、問題はその商品を知らないことが多いと言うことです。

ご自身の治療内容について、保険点数をご存知でしょうか?

開業するということは、先生ご自身が経営者になることを意味します。
クリニックを経営するなかで、売上を計算したり、利益の目標を立てたりすることが必要です。

そのためには診療点数と患者来院数は常に把握していなければなりません。

そしてクリニックを開業したときに、何ができて何ができないのかを考えておくことも大切です。

患者さんにとって「この分野ならあの先生」と評価されるような間違いのない商品を提供する事が重要になるのです。

ただしお金を出す対価と考えれば、先程のレストランの例のように、標準以上
のことが出来て当たり前と思われてしまうのも事実です。
そこは他のクリニックと明らかな差をつけようとしても困難です。

そこで「サービス」です。

患者さんが満足すること(クリニックの雰囲気やスタッフの対応なども含みます)全てがサービスに該当します。

一度来院した患者さんが、また来院してくれるかどうかはサービスの質にかかっています。

勤務医時代には必要のなかったことでも、ご自身のクリニックのブランド力を高めていくための努力が必要になるのです。

多くの先生方の持つ開業に対する不安の原因は、患者さんの気持ちに対して「何も知らず、何も考えていないから」なのではないでしょうか。

ご自身の置かれた状況で何をすべきかを開業前から考えて準備を行うことが成功につながります。

開業の成功パターンと確認事項

開業に向けてご自身の理解が進んだら、次は開業パターンの確認です。
大きく2つのパターンがあります。

1.ご希望の場所への落下傘開業
2.それまで診ていた患者さんに来て頂く勤務地近くでの開業

1.の落下傘開業とは、ご自身のそれまでの活動地域とは関係なく、好きな場所
に開業するものですが、スタートは厳しいものになりがちです。

クリニック経営を黒字でスタートするために、まずは勤務地の近くで開業することを優先したほうがよいでしょう。

そして病院と連携できるかどうかです。
民間病院と公立病院では異なりますが、患者さんの紹介ルートを確保することができれば、新規の患者さんの獲得はとてもスムースになります。

さらに開業直前まで、患者さんと接することができるかどうかも重要です。
それによって開業後の来院数が大きく変わってきます。

開業が決まったら今までの倍の仕事をするくらいの気持ちで、多くの患者さんに一生懸命に接して下さい。
もちろん今後の関係も踏まえて、勤務先での円満退職も必要です。

また開業準備が現在の仕事に影響を与えてしまうようなことがないように注意して下さい。

よく「専門家集団」と謳った開業コンサルタントがいますが、結局は各分野に関連する業者の寄せ集めに過ぎません。

実態は開業の準備屋さんですので、クリニックの建築、医療機器の選定、薬品、会計、・・・各業者さんそれぞれと、先生の個別の打ち合わせが多くなります。

全体をコントロール出来る人がいないので、先生ご自身が各業者さんそれぞれと連絡をとることになり、勤務中に色々な業者さんからの電話がかかってくる
ことになります。

開業のための様々なやり取りで忙しくなると、勤務している病院の仕事に集中できなくなります。
勤務しながらでも安心して開業準備ができるコンサルタントを選んでください。

クリニックに来てくれる患者さんをあらかじめ確保できるような準備ができれば開業後の売上も予測できます。

開業して速やかに黒字にすることも可能になります。

開業を検討する手順

最後に、開業を検討する際の手順についてまとめます。

まずは勤務地の近くで開業することを検討してみましょう。

勤務地の近くで開業するのが難しい場合は、開業したい地域にある病院に一旦転職して、その後何年か経ってから開業するという手もあります。

それも無理という場合で、どうしてもすぐに開業しなければならない事情がある場合は、開業しても当初は赤字になることは覚悟した方が良いでしょう。

その場合は運転資金として多めに現金を用意しつつ、空いた時間に他の場所でアルバイトをするという方法もあります。

このように1つずつ手順を追って考えていくことで、開業への不安も和らぎ、開業の検討もスムースに進めていけるのではないでしょうか。

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