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2013年4月19日作成
開業後のクリニック経営

インターネットがここまで普及した現在、ほとんどのクリニックはホームページを持っています。

近隣のクリニックを探す時にインターネットを利用する患者さんは多いですし、クリニックをオープンさせた時にホームページは必須です。

とはいえ先生方もホームページについては知っているようで知らないことも多いのが実情ではないでしょうか。

開業した際のホームページの考え方についてご説明したいと思います。

見てもらえなければ価値がない

ホームページ自体は誰でも作れるものです。

もちろんご自分の気に入ったモノにするために、デザイン性のあるものや様々な機能を持たせる場合には業者に頼む必要があるでしょう。

その場合は、それなりの費用がかかります。

でもその前に、まずは何のためにホームページを持つべきかを考える必要があります。

一言でいえば「集客(集患)」です。

開業して患者さんに広くクリニックの存在を知ってもらうことで、1人でも来院数が増えることがホームページの役割になります。

それまでの勤務先で診ていた患者さんが、開業後すぐにクリニックに来てもらっているという場合であっても、その後の新規患者集めは必要です。

それを踏まえてまず注意したいのは、ホームページを作っただけでは意味がないということです。

クリニックをオープンすれば、建物や駅に看板を出します。
そのため、近隣の方は通りすがりにクリニックの事を知ることができるかもしれません。

インターネット上では事情が異なります。

患者さんがクリニックのホームページを見つける場合、通常はYahooやGoogleのような検索エンジンからアクセスされることがほとんどです。

先生方も日々の生活や仕事等で情報を探す際には、インターネットで検索することが多いと思います。

探したいキーワードを入力すれば、それに対応するホームページのリストが出てくる、便利なものです。

インターネット上では検索エンジンに表示されなければ、多くの人にとって存在していないのも同然です。

ホームページは、作ったらそれで終わりではなく、見てもらうための努力が必要なのです。

集患のためのリスティング広告のすすめ

ホームページを見てもらうためには、検索エンジンに掲載されることが必要ですが、あるキーワードを入れて一番上に来ている状態が望ましいです。

とはいえ、検索エンジン上でいきなり一番上に来ることはまずないと言ってよいでしょう。

検索エンジンでは、既に運営されているホームページが上位に来ています。

長年運営されていたり集客のノウハウを持っていたりすることで、何らかのアドバンテージを持っているホームページですので、短期間で検索エンジン上でそれらを上回ることは難しいです。

そのような状況の中で、まず即効性のある方法としておすすめしているのが、「検索エンジン連動型(リスティング)広告」の利用です。

その名前の通り、検索エンジンのキーワードに連動して出る広告のことです。

例えば、「神田 クリニック」というキーワードが検索されたら、自動的に画面一番上(または右)の広告枠に広告が出る仕組みです。
そして広告がクリックされると、ホームページへ飛ぶことになります。

ご自身のクリニックの患者さんになりそうな方が検索しそうなキーワードをあらかじめ設定し、そのキーワードが検索されたらクリニックの広告を出すようにできるのです。

1クリック当たり(クリック単価)○○円という設定になるため、クリックした分だけ課金されます。

またクリック単価は、同じキーワードを使う他の競合医院の多寡によって高くなったり安くなったりします。

クリックされた際のキーワードや金額は管理画面で確認でき、集客の効果がわかりやすく予算枠も自由に設定できるため、インターネット上では最も効率の良い集客(集患)方法と言えます。

クリニックのタイプによって費用は変わる

リスティング広告を利用することを考えた場合、ホームページの集患はクリニックのタイプによって状況が異なります。

大きく分けて2種類のタイプがあります。

1.保険中心の地域医療を提供するクリニック

患者さんは主にクリニックの所在地周辺の地域に住んでいる方です。

昔からあるクリニックは、特に広告をしなくても患者さんは自然と来るかもしれませんが、どの地域でも人の入れ替わりはあり、新しく引っ越してきたために地域の状況を知らない方がいます。

検索エンジンで「地名」+「○○科」といったキーワードで探す場合に、すぐに見つけられるようにしておくことが重要です。

リスティング広告を出す場合、「地名」を入れると限られた地域の中での検索となり競合が少ない場合には、1クリック当たりの単価が安くなる傾向があります。

この場合、広告費はあまり多くはかかりません。

2.自費診療の比重が多い、特色のある技術を専門にするクリニック

美容整形やインプラント、日帰り手術といったサービスを提供するクリニック
は、自費診療となることが多く、患者さん1人あたりの単価も高くなります。

広域から自費診療の患者さんを集めるため、競合も相対的に多くなります。

例えば「インプラント」というキーワードで検索してみてください。
多くの広告が出てくると思います。

多くのクリニックが広告を出しているため、その中でより目立つ場所に掲載されるためには、クリック当たりの単価も当然高くなっていきます。

患者さんを集めることでかなりの収入が見込める場合には、それなりの費用が
かかることを覚悟しなければならないでしょう。

以上のように、費用の大小はありますが、患者さんを集めるための費用はどのタイプのクリニックでも必要になります。

このような集客についてはノウハウを必要としますし、効果を測ったり分析したりするには、時間がかかることもあります。

何でもご自身でやろうとせずに、なるべく専門家に依頼することをおすすめします。

特に開業して間もない時期は、効果のある広告で新規の患者さんを増やしながら、医療に専念できる環境づくりを進めていくことが重要になります。

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記事監修者

コンサルタント
一級建築士
金村かねむら 伯重のりしげ

金村伯重

経歴

昭和54年
病院システム開発研究所 入社
東京医科大学病院、焼津市立病院、富士市立中央病院、沼津市立病院、富士宮市立病院などの建替計画に参画
昭和59年
医療機構開発株式会社 入社
町立浜岡病院(現御前崎市立病院)新設に参画
昭和63年
オクスアイ医療事業開発株式会社設立

以来30年以上に亘り、数多くのクリニック開業をサポートしている。

総合病院であらゆる診療科目の医療現場に携わり、多岐に亘る分野の技術に精通する。また一級建築士である事から、施設造りまで自社で一貫して行う。クリニック開業を成功に導くソフトとハードの技術を確立し、他に例を見ないコンサルティングを実践。これまでサポートしたクリニックを全て成功に導いている。