開業前の効果的な広告戦略医院開業や医院経営、クリニック開業の支援ならオクスアイ

2018年1月28日作成
クリニックの開業準備

クリニックの広告には医療法の規制がかかる

医療に関わる広告は、厚生労働省が出している『医療広告ガイドライン』で広告できる内容が決められています。

その内容は例えば、クリニックの名称・診療科目・診療時間・診療や処置の内容・専門医の資格などは広告してよいのですが、ガイドラインに決められた事以外はダメと言うものです。

基本的には、客観的な事実のみが広告できる内容であり、比較広告や誇大広告に当たる内容等は禁止されています。

広告としては、全然おもしろみがないですよね。

では、新規に開業するクリニックの場合に、患者さんに来て頂く為の効果的な広告の方法はどのようにしたら良いのでしょうか。

まずは、広告として規制されるものの定義をハッキリさせる必要が有ります。

広告というのは、クリニックの看板や・開院のチラシ・駅の看板等、不特定多数の人が見る媒体を示します。

要はクリニックに関係のない人も見てしまうものが広告として規制を受けることになります。

逆に言うと、院内の掲示やパンフレット・ホームページなどは、クリニックに来た患者さんや、自分がサイトを探して見る物なので、特定の人が見ることから広告の定義からは外される事になります。

従ってこれらの媒体では、かなり自由な表現が出来ると言う事です。

公共広告には審査がある

クリニックの外側に設置する看板や、駅や街中に立てる看板、新聞の折込チラシ、タウン誌などはもちろん広告規制を受けます。

特に駅の看板など公共の場所に掲示される看板には、広告を出す前に事前審査があり、法令に違反する文言などは削除されますのでそれに従うことになります。

職員の募集広告などは、記載できる文言も少ないことと、制作会社で法令のチェックなどを行いますので、これも規定に従って作成してもらう事になります。

開院のチラシは広告規制に掛かりますので、これも自由な表現が制限されてしまいます。
出来れば、保健所に事前に原稿を見せて了解を取れば間違いはありません。

ただ、実際の話、折込チラシなどは配布したらスグになくなってしまうものなので、多少法令に抵触しそうな文言などが、書かれている場合も有ります。

その様な場合、たまに保健所からのクレームが来る事も有りますが、1回だけならば謝って済ませてしまうと言うこともあります。

クレームの多くは、近隣で競合する医院からの通報による場合が多いと思われます。

開院チラシの効果的な配布方法を考える

この様に、広告の表現の仕方にはどうしても制限を受けますので、新聞などへの開院チラシの折り込みの方法を工夫する事によって、より大きな効果を期待することが可能になります。

折込チラシは新規開院のお知らせと共に、内覧会へのご案内のお知らせを目的に行います。

その為、チラシの新聞折込とポスティングを併用することが効果的です。

内覧会は通常開院前の直近の日曜日に行いますので、その1週間前の日曜日と内覧会の前日の土曜日の新聞にチラシの折り込みを入れます。

新聞の折込広告は金曜日に一番多くのチラシが入っています。

沢山のチラシの束の中ではクリニックの開院チラシが埋もれてしまいますし、平日の場合には、チラシの束はまとめて捨てられてしまうことが多いので、チラシの少ない日曜日に折込をします。

休日の場合にはチラシを見てもらう確率も高くなります。

さらに、内覧会の前日の土曜日にも2回目の折込をします。

宣伝の効果は1回のお知らせよりも、同じ広告を繰り返すことによってより大きく印象づけることが出来ます。

また、忘れかけていた内覧会の日程を思い出す効果もあり、より多くの患者さんに来院して頂くのに効果的です。

ただ、最近では新聞を取らない家庭も多くなっています。

また、新聞の折り込みは配布される地域が割とアバウトになりがちになってしまい、直ぐ近所の地域なのに折込チラシが入らなかったという場合も起こってしまいます。

その為、近隣への広告を漏れなく行うために、ポスティングを併用することが大切です。
時期としては、内覧会の前の週の中頃から始めると効果的です。

チラシの内容に関しては広告規制の対象となりますが、配布の回数に関しては特に法的な制限はありません。

チラシの折込を行うのに、職員の募集広告を掲載することで、何度でも広告を出せるという人がいますが、根拠のないお話しです。

別に求人広告が無くても、チラシは何度出しても回数に制約はありません。

医師会の申し合わせで、開院の時に1回だけと言う地域もあるようですが、法的な規制では
ありません。

如何でしょうか。

クリニックの新規開院に効果的な広告を行っていくために、広告規制に掛かるものとそれ以外の広告ツールを良く理解しておくことが大切です。

開業準備のハイライトとして、内覧会の集客は開院後に来院して頂く患者さんを獲得するための大切なイベントです。

オクスアイでは開業コンサルティングの一環として、この様な広告宣伝のツールの作成や効果的な活用方法と内覧会の開催に関してのお手伝いもサポートしておりますのでご安心下さい。

一覧へ戻る

記事監修者

コンサルタント
一級建築士
金村かねむら 伯重のりしげ

金村伯重

経歴

昭和54年
病院システム開発研究所 入社
東京医科大学病院、焼津市立病院、富士市立中央病院、沼津市立病院、富士宮市立病院などの建替計画に参画
昭和59年
医療機構開発株式会社 入社
町立浜岡病院(現御前崎市立病院)新設に参画
昭和63年
オクスアイ医療事業開発株式会社設立

以来30年以上に亘り、数多くのクリニック開業をサポートしている。

総合病院であらゆる診療科目の医療現場に携わり、多岐に亘る分野の技術に精通する。また一級建築士である事から、施設造りまで自社で一貫して行う。クリニック開業を成功に導くソフトとハードの技術を確立し、他に例を見ないコンサルティングを実践。これまでサポートしたクリニックを全て成功に導いている。