クラウド型電子カルテは良いか?クラウド型とオンプレ型を比較

クラウド型電子カルテは良いか?

まずはスライドにて、クラウド型電子カルテは良いかの概要をご覧ください。詳細な解説は、スライドの下側にお進みください。

今や各種システムはクラウド型が主流となって、何でもかんでもクラウド型でないと時代遅れのような風潮があります。

クリニックの開業にも、窓口精算のキャッシュレス化の次に、クラウド型の電子カルテを採用するかどうかと言う事が大きな課題となって来ました。

ここで先ずはクラウド型(ネットを介して利用する形態)と、従来タイプのオンプレ型(院内サーバータイプ)の比較をしてみたいと思います。

クラウド型電子カルテの利点

クラウド型の利点は、大きくは下記の3点となります。

  1. 1、診療報酬を計算するレセコン機能は、オルカ(医師会の提供しているソフト)を使用しておりますので、機種を他社に変更してもレセコン部分のデーターが移行できること。
  2. 2、システムがネットを介してどこでも利用出来るので、在宅診療などに使いやすいこと。
  3. 3、初期費用が安くなり、オンプレ型の様に、電子カルテに使用するOSなどの変更により買替えする必要の無いこと。

オンプレ型電子カルテの利点

オンプレ型の利点としては、次の1つです。

  1. 1、データーを院内管理していますので、診療情報のセキュリティ機能が高いということ。

と言う事で、一見するとクラウド型の方が利点が多い様な感じが致します。

しかしながら、電子カルテ選定の基本として、長期間に亘り毎日朝から晩まで使うものですから、使用する際にご自身がなるべくストレスの少ない機種を選ぶことが大切です。

クラウド型も、オンプレ型もメーカーによってカルテの画面や使い勝手が異なります。

私共では、新規開業される先生方には、丸1日電子カルテのデモを受けて頂く機会を作って頂き、5〜6社程度、順番に各社の電子カルテの操作性を体験して頂いております。

同じ日に各社の製品を比較して頂くことで、カルテの操作性の違いが良くわかるため、電子カルテの選定には大変有効な方法となります。

ちなみにクラウド型でよくご紹介しておりますのは、メドレー・Donuts・エムスリー等の製品です。

オンプレ型としては、メデイコム・ラボテック・ユヤマ・島津メデイカルなどを始めとして、多数のメーカーがあります。

どちらも初期費用の違いはありますが、年間のメンテナンス契約の費用は40万円〜50万円くらいになります。

電子カルテは各社の開発思想や、使い勝手が使用する先生のご専門と合うかどうかで、善し悪しが変わって来ますので、クラウド型もオンプレ型も先ずは体験してから検討を進めることが大切です。

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