どちらが良い?クリニックのテナント開業と戸建て開業の比較

戸建て開業を考える先生が多い理由

クリニック開業のご相談を受けるときに、都内でも戸建て開業を考える先生方が、割と多くいらっしゃいます。

理由を聞いてみると、父親が自宅併設の戸建て開業をしていて、自分もそれを見ながら育ったので、自分が開業を考える場合にもその様なイメージが強く、クリニックと言うのは、当然戸建てで開業する物だという気持ちを持っていたと言う事です。

東京以外の場合ですと、これまで地域で開業してきた先生方が、圧倒的に戸建て開業が多いので、自分が開業する場合にも、戸建て開業が当たり前だという先入観があります。

しかしながら、時代は変わりました。
開業すれば患者さんに不自由しないというのは、遙か昔、何十年も前の先生方の親御さんが開業した時代のお話しです。

今や競合先が多く有りますので競争は当たり前、患者さんの獲得に知恵を絞らなくてはやっていけないのが現実です。

クリニック開業で失敗しないための3要素とは?

でも心配は入りません。
開業の3原則を知っていれば、成功を手に入れるのはそんなに難しい事ではありません。

先ず、開業を考えた時に、始めに考えなくてはいけないのが、『場所と資金とタイミング』の3要素です。

テナントの場合には、希望する地域に条件にあった物件が有るかどうか、探して見ることから始まります。
場所が決まってから、開業するまでの期間はおよそ半年くらい見ておけば良いでしょう。
資金は、自己資金に加えて、5,000万円程度の借り入れを目安にしておくと、安全圏であると言えます。

戸建ての場合には、希望する地域に購入か借地の出来る物件が有るかどうかですが、土地の出物は余りありませんので、地元の不動産会社などを通じて地主さんに打診して見ることから始まります。

クリニックの建設が可能な場所が決まってから、開業するまでの期間はおよそ1年くらい見ておけば良いでしょう。
資金は、自己資金に加えて、1億円程度までの借り入れを目安にしておくと、安全圏であると言えます。

どちらの場合にも、自己資金は多いに越したことは無いのですが、一般的には1,000万円程度を目安として貯金しておくことが良いと思います。

開業のタイミングは、患者さんが増える季節や勤務先の病院を円満退社できる時期、或いはご家庭の都合など、先生方の開業する目的によって様々ですので、ご自身が最適と思うタイミングを見計らって下さい。

開業に関して、疑問に思うことやご質問などが御座いましたら、いつでもお問い合わせ下さい。

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