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開業の時に預金通帳は3冊必要になります

2018年10月26日
クリニックの開業準備

開業準備は事業用の通帳を作る事から始まる。

開業場所が決まって、いよいよテナントの契約準備が始まると、事業に必要なお金の支払いが始まります。

今までは、個人のお金の管理だけでしたが、開業すると個人事業主として帳簿の作成や税務署への申告などが必要になってきますので、事業のためのお金の流れを明確にするためにも専用の通帳が必要になります。

テナントの契約をする場合に、保証金+礼金+前家賃+不動産仲介料+家賃保証会社への保証料などを支払うことになります。

開業する場所やテナントの規模により違いは有りますが、一般的には数百万円の支払いになると思います。

その後、毎月の家賃の支払いや、職員さんへ支払うお給料、光熱水費、医薬品・診療材料など各種の仕入れに対する支払い、検査委託などに対する外注費の支払いなども、全て同じ銀行口座から支払いが出来る様にしておくと、開業してからの資金の流れをつかみやすく、帳簿を作るためにもとても便利です。

融資を受ける銀行の通帳は返済用だけに使う。

開業資金の融資を受ける銀行は、必ずしもクリニックの近くにあるとは限りません。

むしろ、違う場合がほとんどです。

銀行から融資を受けた資金は、普通は融資元の銀行支店に作った口座に振り込まれます。
同様に、借入金の返済もその口座から行われます。

銀行としては、融資をした口座を事業用のメイン口座として使ってもらいたいと考えていますが、いざ事業を開始すると、何かと銀行へ出向いて手続きすることが多くなってきます。

当然のことながら、銀行の窓口は、平日の9時〜15時までの間しか開いていませんので、クリニックの近くにないと、とても不便なことになってきます。

その為、融資を受けた銀行の口座は、借入金の返済に必要な資金を残しておくだけにして、クリニックの近くに事業用のメインの口座を作って置くと大変便利になります。

事業用の口座を開くのは少々やっかいです。

クリニックの近くに事業用の口座を開く場合、様々な資金の流れを一元化するためのメイン口座を開く事が目的ですが、それ以外にも、日常の窓口現金の管理や、お釣り銭の両替等に利用する口座が、同じ支店の中に必要となります。

と言うのは、メインの口座では融資を受けた資金や、社保・国保からの入金、各種の支払いなど、日常的に大きなお金を動かす事になりますので、院長ご自身が管理して厳重に保管しなくてはなりません。

ところが、日常的にはお釣り銭の両替や窓口現金の入金にも、銀行に預金通帳やキャッシュカードを持って行かないと用を足すことが出来ません。

その様な場合、従業員に行ってもらう事が多いと思いますが、大金の入った通帳を職員に預けるわけにはいきません。

その為に、人に預けても良いような、預金の残っていない通帳を1つ作って置くととても便利に使う事が出来ます。

でも、大分前から銀行口座を作ることがかなり面倒になってきました。

売買を目的にして、複数の口座を作ったり、その口座が詐欺事件に利用されることがあったりして、現在は1つの銀行で、1人が作れる口座は3つまでと言うのが一般的です。

それも、自宅や勤務先に近いからとか、合理的な理由がないと口座を作る際に色々と理由を聞かれることになります。

クリニックを開業するのですから、近くに新しく口座を開く事には問題はありません。

でも、事業用というと『謄本が必要です。』と言ってみたり、ネットバンクの申込みをすると『事業用の口座は有料になります。』などと、窓口で見当違いのことを言われて困ることがあります。

クリニックを個人事業として開業するので、口座の名義は院長の個人名で作って問題ありません。

税務署に申告する際も大丈夫です。

とにかく個人名で、クリニックの近くの銀行に1つ口座を開いて、それを事業用のメインの通帳として、開業の準備期間中から利用して下さい。

両替などに利用するもう1つの通帳は、開院の直前に追加で作れば結構です。

まずはお気軽にご相談ください。お電話でのお問い合わせは03-3233-8669

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