震災後、開業すべきかやめるべきか?医院開業や医院経営、クリニック開業の支援ならオクスアイ

2012年2月23日作成
クリニックの開業準備

2011年3月11日起きました大地震で被災された方々にはお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早く復興へ向かわれるようお祈り申し上げます。

この地震では東京をはじめとした首都圏でも、震災の影響で様々な問題が起こっています。

また今後の経済の見通しについての報道などを見ると、厳しい状況が続くのではないかと感じます。

今後の開業を検討している先生方にとっては、今回の震災による影響など、気になる部分があるかと思います。

今回は、これからの開業をどのように考えていけばよいか、震災後の開業現場の状況も踏まえながらご紹介したいと思います。

震災発生時期に開業した先生方の動向

2011年4月初めに、新しく開業をされた先生が何人かいらっしゃいます。

地震による企業・工場の被災、交通事情の悪化等により、クリニックに必要な備品や家具が届かない、または遅れるといったケースが発生しました。

内装工事の仕上げ段階では、各種の設備機器の取り付けが行われますが、倉庫から出荷直前の電気温水器が届かなかったり、診察室のデスクが倉庫の棚から落ちて傷ついたため、開院に間に合わなかったと言う事もありました。

ただし開業1ヵ月前の3月の時点で、開業時に必要なものの多くは揃っていましたので、スケジュール通りに無事開業をすることができました。

計画停電も最近は言われなくなってきましたが、夏のピーク時には復活する可能性もあり、対象地域のクリニックは悩みの種です。

自家発電装置の利用も考えられますが、市販のものは電圧が安定していないため、照明や冷蔵庫などに限定されてしまいます。
電子カルテなどのIT設備への利用は難しそうです。

今後は少なくとも夏の時期まではあまりなさそうですが、停電の時間帯は休診にすることが現実的な対応方法となりそうです。

このような状況で、開業したばかりの先生方にとっては不安なことが増えたことになるかもしれません。

現在の状況が永遠に続くわけではありませんので、現実的な対応策としては、とにかく資金ショートを起こさないことで、安定した経営を続けてもらうことです。

運転資金を多めにすることで、なるべく余裕のある医院経営を実現するようにしましょう。


オクスアイの低リスク開業はこちら

開業の準備はスムーズに進むのか?

注意すべきはは今後の開業です。

今後被災地の復興のために、多くの建築需要が発生することになります。

建築会社各社は復興の膨大な需要に対応するため、床や壁などに必要な建築資材を大量に確保しようとします。

そのためクリニックの建築材料が、手配しづらくなる可能性が高いです。

すべての物が被災地へより多く向かい、結果としてその他の地域で供給不足となる現象は、医療機器、薬品、家具等についても同様です。

必要なものが全く手に入らないということはないですが、早めに手配しなければならなくなります。

通常のスケジュールはこちら

開業スケジュールについても、通常よりも長めに考える必要が出てきます。

開業に必要な資金はどうなるのか?

現在の被災地の復興には5年~10年はかかると言ってよいでしょう。

今後可能性として考えられるのが増税と物価の上昇です。

現在起きている福島原発の問題の処理も含めて、政府の出費はますます増えているという状況です。

また建築資材などでは今後膨大な需要に対して供給が不足しています。
そのため建築資材全般の価格が上昇する傾向にあります。

このような状況から、今後の開業に必要な費用が従来よりも多くかかってしまう可能性が高くなりました。

そのため資金計画をしっかり行って、収支の予測や資金調達を行う必要があります。

オクスアイの資金についての考え方はこちら

資金計画の簡易シミュレーションも無料で行っています。
この機会にもう一度見直しされてはいかがでしょうか。ぜひお試しください。

開業場所は?

上記でご説明した増税と物価の上昇に加え、電力問題の企業活動への影響により、今後少なくとも一時的に不景気が進むのではないかと考えています。

そのため、通常よりも良い開業物件が見つかる可能性が出てきます。

不景気で空きテナントが増えると、開業場所の選択肢が増え、テナントの家賃も安くなって行く事でしょう。

物件情報は日々変わっています。
クリニックに適した良い物件があれば先生方に優先的にご連絡したいと思っています。

オクスアイの物件選定についてはこちら

地域によって住民の方の構成、クリニックの分布は変わってきますので、先生のご専門と地域のニーズを考えながら、ふさわしい場所を選ぶ必要があります。

物件の選定等で疑問がありましたら、お問い合わせください。

どんな時でも保険診療は必要とされている

今回の震災で、今後の日本経済に明るい希望は持ちにくいかもしれません。

確かに自費診療については今後厳しい状況となると思います。

ただし病気はなくなるわけではなく、少子高齢化が進む社会情勢の中、保険診療のニーズは今後も高まっていく事でしょう。

色々な考えもあるとは思いますが、今のうちに開業をした方が得をすることも多くあると思います。

また開業時期がある程度決まっている場合は、全ての手続きを早めに行い、できるだけ有利な状況で準備を行う必要があります。

今後を見据えた開業スケジュール、開業方法等についてご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。

一覧へ戻る

記事監修者

コンサルタント
一級建築士
金村かねむら 伯重のりしげ

金村伯重

経歴

昭和54年
病院システム開発研究所 入社
東京医科大学病院、焼津市立病院、富士市立中央病院、沼津市立病院、富士宮市立病院などの建替計画に参画
昭和59年
医療機構開発株式会社 入社
町立浜岡病院(現御前崎市立病院)新設に参画
昭和63年
オクスアイ医療事業開発株式会社設立

以来30年以上に亘り、数多くのクリニック開業をサポートしている。

総合病院であらゆる診療科目の医療現場に携わり、多岐に亘る分野の技術に精通する。また一級建築士である事から、施設造りまで自社で一貫して行う。クリニック開業を成功に導くソフトとハードの技術を確立し、他に例を見ないコンサルティングを実践。これまでサポートしたクリニックを全て成功に導いている。